個人年金保険、iDeCo、つみたてNISAのメリット・デメリット

個人年金保険、iDeCo、つみたてNISAのメリット・デメリット

銀行預金とは大違い

 私的年金については近年、制度改正で優遇措置が拡充されてきた。年金博士こと社会保険労務士の北村庄吾氏が指摘する。

「主に税制面での優遇が大きい『じぶん年金』には、いくつかの種類があるので“使いやすさ”と“節税効果”の観点から、どれが自分に合っているかを考えましょう」

 有力な選択肢となるのが「個人年金保険」「iDeCo(以下イデコ)」「つみたてNISA」の3つだ。いずれも毎月の積み立てが基本となるが、それぞれメリットとデメリットがある(表参照)。

 北村氏は「これまで何もやっていない人は、まずは個人年金保険を検討しましょう」と説明する。

「イデコやつみたてNISAは新しい制度として注目度は高いですが、投資の初心者には少々ハードルが高い。その点、個人年金保険は誰でも手軽に始められます」

 個人年金保険は、毎月保険料を積み立て、それを将来、年金として受け取る貯蓄型保険だ。

「保険外交員が手続きをサポートしてくれるので、投資に縁のない人でも安心です。65歳から5年間で受け取るなど、リタイアプランに合わせた受け取り方を選ぶこともできます」(北村氏)

 北村氏が“最大のメリット”として挙げるのが「拠出金を所得控除できる」というポイントだ。保険料を払っていると、税金が安くなるのである。

「新たに契約して年間8万円を超える額を保険料として払うと、最大で4万円を所得控除できます。課税所得500万円(所得税率20%)の人が個人年金保険で毎月7000円(年間8万4000円)を積み立てると、所得税と住民税が合計1万800円、戻ってくることになります」(同前)

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