リスクを取るか節税するかで商品の選択は変わる
銀行の定期預金が年利0.01%を下回る状況なのだから、「毎月7000円を払うと、1年で1万円得する」という商品は魅力的だ。
「ただし、個人年金保険料を増やしても、控除は4万円より大きくはなりません。また、加入の条件によっては生命保険料(個人年金保険料)控除の対象とならないことがあるので、節税メリットを目的に始めるのであれば、事前に保険会社の担当者などによく確認したほうがいい。種類によっては、元本割れのリスクがあることにも注意が必要でしょう」(北村氏)
積み立てている途中で解約できるのが個人年金保険の特徴だが、「時期によっては解約返戻金が戻らないこともある」(同前)ので注意したい。
まずは比較的シンプルな個人年金保険を検討してみて、じぶん年金の基礎を身につけるのがよさそうだ
※週刊ポスト2021年4月9日号