「大江アナも佐々木アナも、キャリアもスキルも十分で、アナウンサーとしての安定感は申し分ない。今後は、経済界からいろいろなゲストも出演するでしょうが、そういったゲストとのやり取りも大きな魅力になっていくでしょうね」(大塚氏)
一方、『報ステ』は3月22日に、YouTube とTwitterでCM動画を公開するも、内容が女性蔑視的であると批判される事態が発生した。
このCMは、若い女性が「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」などと語り、最終的に「こいつ報ステみてるな」というテロップが表示されるというもの。いまなお日本では“ジェンダー平等”が達成されていないにもかかわらず、あたかも達成されているかのような表現を使ったことや、女性や若者をバカにしているかのように見えることが、強く批判された。
「どちらかといえば“リベラル”な論調であったはずの『報ステ』が、女性蔑視的なCMの問題点に気づけず、公開してしまったことに、失望する視聴者は少なくないはずです。それとほぼ時を同じくして裏番組に『WBS』が移動してきたということは、視聴者にとってはまさに“鞍替えする好機”と言える。『WBS』に対する追い風を感じますね」(前出・制作会社関係者)
強力な『報ステ』の裏番組となり負け戦を強いられることとなりそうだった『WBS』だが、蓋を開けてみれば、必ずしもそういうわけではなさそう。夜の報道番組の勢力図が、一気に塗り替わる可能性もありそうだ。