第1子誕生を発表した大谷夫妻(AFP=時事)
アメリカではセレブの出産や育児が注目の的になることは珍しくない。10年で総額約1014億円(当時のレート)も受け取る巨額契約をしたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30才)と真美子夫人も例外ではなく、大谷が“家族写真”をインスタグラムにアップするたび、日本だけでなくアメリカでも大きく報じられている。注目を集める夫婦ゆえに、ある論争に巻き込まれる可能性が指摘され始めている。在米ジャーナリストが語る。
「育児をめぐって頻繁に巻き起こる“母乳かミルクか論争”です。アメリカは“母乳こそ理想的な赤ちゃんの食事”だとして、いわゆる“母乳信仰”が強い傾向があるといわれてきました。人気モデルのミランダ・カーもその考えを持ち、母乳の質を高める目的でオーガニック食やハーブのサプリメントなどを摂取し、“母乳は赤ちゃんにとって最高の栄養”と公言して子育てをしていました。
一方で、母乳が出にくかったり、授乳時間が限られている母親がミルクを与える際に、後ろめたさを感じてしまうケースも少なくありません。なかにはミルクの使用に罪悪感を覚え、体調を崩してしまう新米ママもいるほど。ロサンゼルス在住で意識の高いセレブ層の間では、母乳信仰が強いとされています」
そんな考えがある一方、セレブの代表格といえるハリウッド女優の中では近年、違った声も聞こえ始めていた。かつてアンジェリーナ・ジョリーは出演したトーク番組で、「母乳育児は3か月が限界で、ミルク育児に切り替えた」と語り、ジェシカ・アルバは自著で《仕事に戻る必要があり、母乳育児を続けていくことは困難だった》と綴った。前出の在米ジャーナリストが続ける。