市民の不満と不安がうずまく1か月に
4月12日の21時過ぎ、三鷹駅から再び吉祥寺に戻った。ハモニカ横丁の大半の店は閉め、人通りもほとんどない。そのなかで1軒の店が通常通りの営業を続け、多くの客で盛り上がっていた。
大型施設前の通りでは、学生らしき若者十数人が車座になって座り込み、酒を飲み、たばこを吸っていた。吉祥寺駅南口の飲食街では数軒の店が堂々と営業し、外からも客が酒を飲んでいるシーンが丸見えだ。
これが「まん防」適用初日の夜の実態の一コマである。市民の不満と不安は解消されないまま、措置は1か月間続く。果たしてどれだけ効果があるのだろうか──。武蔵野市と三鷹市の今後の感染状況に注目したい。