好きなシーンは、ハベルがホテルのベランダで1人ビールを飲んでいて、アルバイト帰りのケイティに『よく働くね』と、声をかけるくだり。『One sip(一口飲まない)?』というせりふの後、『お祝いだよ』『何の?』『君に会えた』って言うの。日本人が言うと気持ち悪いけど、レッドフォードだもの(笑い)! 卒業パーティーのハベルの白い燕尾服も『ずるい!』ほどのかっこよさ。とにかくレッドフォードに魅せられた作品です」
『追憶』
1937年。激動の時代を背景に、大学で出会ったケイティとハベルの、その後の20年にわたる愛の変遷を描く。
監督:シドニー・ポラック、出演:バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォードほか。1973年・米。118分。
デジタル配信中。ブルーレイ2619円、DVD1551円。発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント。
【プロフィール】
小堺一機(こさかい・かずき)/1956年生まれ。1984年フジテレビ系『ライオンのいただきます(後に、ごきげんよう)』の司会に抜擢される。現在、サッカー・本田圭佑選手がCEOを務める各界のトップランナーの「声」が聴ける定額制音声サービス『NowVoice』に参画中。存分に映画を語る配信トークライブ『小堺一機とおしゃべりLIVE』第2回を今夏、開催予定。
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2021年5月6・13日号