中国に移送される「プリンス・グループ」のチェン・ジー会長(AFP=時事)
カンボジア内務省は1月7日、米当局が“アジア最大の犯罪組織のひとつ”とする企業「プリンス・グループ」のチェン・ジー(陳志)会長を逮捕したと発表した。チェン氏は中国福建省出身で、2014年にカンボジアに帰化していたものの、今回の逮捕で国籍は剥奪。身柄はすでに中国に送られた。
全国紙外信部記者が同グループについて解説する。
「チェン氏は27歳の時に『プリンス・グループ』を起業。開発途上だった首都・プノンペンでマンションやホテル、カジノなど不動産開発のほか、『プリンス銀行』を設立するなど急速に事業を拡大しました。カンボジアのフン・セン前首相の顧問にも就いた経歴をもち、政治の関係者筋にも強大な影響力がある。
そして何より、日本や韓国で社会問題になっているトクリュウや闇バイトの元締めである可能性も示唆される危険な人物でもあります」
世界を股にかける、巨大な犯罪組織としての一面も持ち合わせていた「プリンス・グループ」。なんと、日本にまで魔の手を伸ばしていた可能性があるのだという──。
