6月は9勝13敗と負け越して再び借金生活に突入したが、他チームも交流戦に苦戦していたため、この時点で3位に。7月は筒香嘉智が打率4割2分9厘、16本、31打点と大爆発して14勝10敗と勝ち越した。最終的には、借金2ながらも初のクライマックスシリーズ進出を果たした。
2019年は4月中にまさかの10連敗を喫したが、4月終了時点で首位・巨人と6.5ゲーム差、5位・広島と2ゲーム差と十分反抗の余地はあった。2年前に日本シリーズに進出した時とメンバーもあまり変わっておらず、2016年の経験もあってか、現在ほどの悲壮感は漂っていなかったように思える。
一方、今年のチームは梶谷隆幸、井納翔一という日本シリーズ出場者がFAで巨人に移籍し、キャプテンを務めた石川雄洋もチームを去り、6年間の在籍で酸いも甘いも味わったロペスもいない。主砲として4番に座り続けた筒香嘉智も昨年からメジャーリーグに挑戦している。
正直、選手層は5年前や2年前と比べて厚いとは言えない。5月以降も厳しい戦いが予想されるが、三浦大輔監督はいかにしてチームを上昇させるのか、その手腕に期待したい。