中国の空母・遼寧(写真/AFP=時事)

中国の空母・遼寧(写真/AFP=時事)

 さらに直接的な危機と言えるのが、台湾侵攻のために先に尖閣が狙われるシナリオだ。

「情勢によっては、中国が台湾侵攻するための拠点として、尖閣諸島を制圧に来る可能性もある。

 尖閣に上陸し、拠点基地をつくる。そうした事態があれば、武力攻撃事態を認定して防衛出動。自衛隊は即、武力を使って尖閣の奪還を行なわねばならなくなる。安保条約に従えば、米軍も参加する。中国の台湾侵攻阻止と尖閣の奪還作戦が一体化することになる」(潮氏)

※週刊ポスト2021年5月7・14日号

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