芸能

仲野太賀が重宝される理由 カンヌ受賞監督「演技センスが圧倒的」

各方面から注目されている(Penta Press/時事通信フォト)

各方面から注目されている(Penta Press/時事通信フォト)

 俳優・仲野太賀(28)はいまや日本のドラマ・映画界に欠かせない存在だ。4月より放送中の『コントが始まる』(日本テレビ系)では、菅田将暉や神木隆之介といった同世代のスターと共演し、名バイプレイヤーぶりを発揮している。

 特に同ドラマの第1話、爆笑から泣き顔へと変わるラーメン店でのシーンは、称賛の嵐を巻き起こした。『ZIP!』(同局系)では、菅田、神木、仲野の座談会が行われた。その中で神木は「隣で見ていて恐ろしいと思った。絶対俺にはできない」と仲野の演技を絶賛している。また、10年来の付き合いである菅田は「同世代で一番ビビった(衝撃を受けた)人」「お前が俺を作った」とまで評した。

『コントが始まる』では愛すべきムードメーカー役を演じている仲野だが、時には憎まれ役もこなす。2016年4月期に放送された『ゆとりですがなにか』(同局系)で演じた山岸ひろむは、多くの視聴者をイラつかせる存在だった。「ゆとりモンスター」として悪名高いひろむだが、そのぶん物語の名物キャラとなり、なんとスピンオフ作品『山岸ですがなにか』が制作されるに至った。

『ゆとりですがなにか』『山岸ですがなにか』で脚本を担当した宮藤官九郎は、「山岸という、演じようによっては完全な悪役にもなりうるキャラを、最終的に愛すべきバカ人間に昇華させた」とコメントしている(『山岸ですがなにか』公式サイトより)。

 仲野自身の持ち前の愛嬌が、演じる役どころに魅力的なニュアンスを加えるのだろう。ちなみに俳優の中野英雄(56)は実の父親だ。コワモテ俳優も自慢の息子にはデレデレで、〈最高の息子です〉など出演作をSNSでこまめに宣伝している。そんな父子の関係性も、仲野の愛されキャラを培っているようだ。

 13歳でデビューして以来、着実にキャリアを積み重ね、昨年は「ブレイク俳優ランキング」にランクイン。今年に入ってからは『コントが始まる』のほかにも出演映画『すばらしき世界』、『あの頃。』などが公開され、引っ張りだこの状態だ。

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト