全体のミーティングで川上さんがよく口にしていたのは「報恩感謝」という言葉です。当たり前だと思わずに、どんな小さいことにも感謝する。野球人である前にひとりの人間であれという意味ですね。
優勝回数を重ねると、どんな組織でもおごりが出てきてしまう。ベテラン選手は傲慢になり、コーチは必要なことを監督に報告しなくなる。この言葉にはそうした戒めが込められていました。後に西武の監督をやらせてもらいましたが、川上さんの教えが大きく影響したのは間違いありません。
※週刊ポスト2021年6月18・25日号
全体のミーティングで川上さんがよく口にしていたのは「報恩感謝」という言葉です。当たり前だと思わずに、どんな小さいことにも感謝する。野球人である前にひとりの人間であれという意味ですね。
優勝回数を重ねると、どんな組織でもおごりが出てきてしまう。ベテラン選手は傲慢になり、コーチは必要なことを監督に報告しなくなる。この言葉にはそうした戒めが込められていました。後に西武の監督をやらせてもらいましたが、川上さんの教えが大きく影響したのは間違いありません。
※週刊ポスト2021年6月18・25日号