自衛隊の救助ヘリが出動できない

自衛隊の救命活動にも支障が(写真はイメージ。時事通信フォト)

自衛隊の救命活動にも支障が(写真はイメージ。時事通信フォト)

 御殿場市にある陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地などには溶岩が押し寄せるほか、火山灰が舞い上がる地域には救助ヘリが出動できず、救命活動に支障が出る。

噴石が家屋・車に直撃

噴石のリスクも(写真はイメージ。時事通信フォト)

噴石のリスクも(写真は噴火後の御嶽山。時事通信フォト)

 火口から数km範囲内には噴石が飛び、直撃の危険性がある。また火山灰は雨により重量を増すため、50cm以上積もると木造家屋の大半は倒壊するといわれる。

「のど・肺に異常」「角膜を損傷」 火山灰で起こる健康被害

2000年の三宅島噴火で火山灰対策をして避難する住民(時事通信フォト)

2000年の三宅島噴火で火山灰対策をして避難する住民(時事通信フォト)

 火山灰とは、岩石や軽石が直径2mm以下に細かく砕かれた破片のこと。体内に吸い込むと肺、気管支の不調、のどの痛み、喘息などの症状が出る。目に入ると角膜を傷つけることも。江戸時代の朱子学者・新井白石は宝永噴火を江戸で経験し「咳になやまされない人はなかった」と記した。降灰時には基本的に外出せず、灰が屋内に入らないように窓ガラスの縁を目張りするなどの対策が必要。

製図/タナカデザイン

※週刊ポスト2021年6月18・25日号

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