ワクチン接種会場の様子
予約時間よりも早く受付に着いたけど何の問題もなく中へ
なんて言っているうちに接種当日。会場に到着したのは、ちょっと早めの9時20分ぐらいでした。見わたしたところ、64歳以下は3割ぐらいでしょうか。受付に着いてしまいましたが、まだ予約時間の9時半になっていません。「えっと、あの……」とキョロキョロしていたら、係の人に「こちらの窓口でどうぞ」と誘導されます。
「あ、いや……」と時間が早すぎることを言おうとしましたが、受付の男性はパスポートの写真と私の顔をチラッと見比べて、淡々と本人確認をしています。そのまま「こちらをお持ちください」と接種券や予診票を入れた青いクリアファイルを渡されました。
あれ、予約の時間じゃなくてもいいのかな。そもそも私が何時の予約を入れている人物なのか、いつの間に確認したんだろう。渡した接種券や予診票はそのままクリアファイルに入れただけに見えたけど、まあでも、まさか確認してないってことはないはず。きっと私が見落としただけですね。
クリアファイルの色は、赤、青、黄、緑の4種類。予約するときに、同じビルの中に4つ会場があってそこから適当に選んだけど、もしかしたらこれで区別してるのかな。だったら、ちゃんと予約はチェックしてますね。勇み足の受付を大目に見てくれただけで。
「青のファイルの方は、こちらへお並びください。順番にご案内いたします」
同じセリフをすぐ近くにいる2,3人の係の人が次々に口にします。入口から出口まで一貫して感じたのが、念入りというか過剰というか、係の人の多さ。年代もテキパキ具合もさまざまです。予約制なので「一気にたくさんの人が殺到したら困るから」という心配をする必要はないはずなのに。
いや、私が首をかしげるのは大きなお世話ですね。予算がふんだんに使えるプロジェクトが、たくさんの雇用を生んでいて何よりです。もし少ない人数でやってたら、係の人が忙くてテンパったりして、接種するこっちも落ち着きません。お世話が行き届かなくて「ワシはどこに行けばいいんだ!」なんて怒鳴り出すガンコ系のご老人も現われそうです。ありあまる人手のおかげで、平和な雰囲気が保たれていると言えるでしょう。