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変異株「ラムダ株」が南米で猛威 「最凶」といわれるその感染力とは?

(写真/アフロ)

ペルーの新型コロナ感染による死者数は、世界で6番目に多い19万人超(人口は43番目、写真/アフロ)

 ウイルスが排出される量が増えると感染力も高まる。

「ラムダ株はこれまでのウイルスの10倍以上の排出であることが多いと考えられます。理論的には、これまで15分対面でしゃべると感染していた場合、ラムダ株なら1分30秒で感染する可能性となります。少なくとも従来株より感染力が数倍強いと考えていい」(中村さん)

 切り札とされるワクチンも、ラムダ株には効かない可能性がある。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんの指摘。

「ラムダ株のウイルスには、スパイクたんぱく質(ヒト細胞表面にある受容体と結合する物質)に『F490S』という変異があります。その変異が起こると体内にある抗体は侵入してきたウイルスを認識できず、攻撃しない可能性がある。つまりワクチンが効きにくくなるということです」

 実際、世界保健機関(WHO)はラムダ株について、「感染力が高く、抗体に対する抵抗力がある可能性がある」と指摘した。

「現時点でラムダ株は感染力が強く、ワクチンが効きにくいと報告されます。攻撃力も防御力も強い『最凶の変異株』と言えます」(一石さん)

 ラムダ株が今後、日本に上陸する可能性も指摘されている。7月8日発売の『女性セブン』では、東京五輪が行われる7月下旬から8月にかけてラムダ株が増える危険性について、専門家への取材を元に詳報している。

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ウガンダ代表選手のほか、セルビア選手団の1人も空港の検疫で陽性が判明した(共同通信社)

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