国内

「週刊ポスト」本日発売! 萩生田文科相のビール宴会ほか

 7月16日発売の「週刊ポスト」は、グラビア大増ページオールカラーのプレミアム合併号。ついに国民の生活を犠牲にし、命を“チップ”にした「ギャンブル五輪」が開幕する。すでに各国からの入国者にも国内の関係者にもコロナ感染が続出し、あろうことか「バブル」に隔離されているはずの米英のスタッフが六本木の街で酔っ払ってコカインを使用するという、とんでもない不祥事まで起きている。一方では熱海の土石流はじめ各地で梅雨末期の災害が多発。本当に“平和の祭典”なんかやっている場合なのか。総力取材で、いま知りたいこと、知っておかないとヤバイことをお伝えします。いまやこの国では、テレビ、新聞を見ているだけでは自分と家族を守れない!

今週の見どころ読みどころ

◆萩生田文科相 秘書と5人で「洋食ビールディナー」呆れた言い訳
「国立競技場に1万人動員しても感染者は1名に満たない」などと、最後の最後までオリンピックの有観客開催にこだわっていたのが萩生田光一・文科相だが、なんと自身は秘書と5人で、まん延防止等重点措置のガイドラインを破って「ビールディナー」を楽しんでいた。言うまでもなく、3人以上で飲酒してはいけないという東京都のルールに違反する行為だ。その萩生田氏を直撃すると、ボスである菅総理と同様、質問にきちんと答えない呆れた言い訳を並べ立てた。

◆「地盤カルテ」が弾き出した東京・大阪のあぶない27地点
熱海の土石流は違法開発された「盛り土」が起点になったと見られているが、仮に規制に従って造成された土地であっても、人工土壌にはリスクが潜んでいる。今は平坦に見える東京の街は、実は起伏や丘陵地を埋め立てて造成された地点が少なくない。一方、大阪市はもともと低地で造成地は少ないが、郊外にはやはり人工土壌が広がる。本誌でおなじみの「地盤カルテ」の分析をもとに、特にリスクが高いと考えられる27地点を図解する。

◆菅総理vs小池総裁「2つの自民」分裂選挙へ
コロナ対策の失敗と五輪強行で支持率がダダ下がりの菅・自民党で、小池百合子・東京都知事との「保守合同」論が浮上している。党内でも菅総裁と距離を置く船田元・元経済企画庁長官は本誌の取材に答え、党の凋落はコロナや五輪だけではなく、「モリカケやIR汚職といった不祥事に党として反省する姿勢を示さなかったことが、国民の不信感につながった」と指摘したうえで、小池氏との連携に賛成すると明言した。自民党内は、小池氏と近い二階俊博・幹事長らと、反小池の安倍晋三・前首相、麻生太郎・副総理らに分裂し、総選挙での生き残り戦と選挙後の主導権争いを繰り広げている。

◆大谷翔平「怪物の食卓」
大谷の活躍を支えるのは技術のみではない。右ひじの手術も経験した怪物は、徹底した食事の管理で強靭な肉体を作り上げていた。管理栄養士と綿密にメニューを相談し、ほとんど自炊で過ごしているという。さらに、血液検査で体質に合わない食材を見つけ、“あの大好物”をメニューから外すという徹底ぶり。それでもなお「料理がうまくなりたい」という向上心の塊だから、世界をうならせるパフォーマンスも可能なのだ。

◆AIが算出した「地価が落ちる街」「沈まない街」10年後の資産価値
不動産は多くの人にとって一生の買い物だ。10年、20年、30年経った時に、購入時と同じ価値があるのか、あるいは上がるのか下がるのか、誰しも気になるところだろう。ほとんどの不動産指標では、値上がりしている地点、値下がりしている地点はわかるが、未来の相場は「自己責任」である。今回、AIを使って未来の地価を予測する業者の協力を得て、10年後の資産価値を街ごとに算出した。コロナ禍で人気が高まっている郊外の「住みたい街」の多くに危険シグナルが灯る一方、都心部にも意外な「これから伸びる街」が点在していることが判明した。

◆昔はもっと激しかったプロ野球「サイン盗み」仰天秘話
ヤクルトvs阪神戦で問題になった「サイン盗み」は、セ・パ両リーグの合意によって禁止されている。しかし、実際にはバレないように行われていると話す球界関係者は少なくない。もともとプロ野球では、禁止合意ができる前に、今よりはるかにえげつないサイン盗み競争があった。多くのOBがその実態と仰天の「対抗策」を告白した。

◆大反響!「断薬の専門医」が疑問に答えます
前号で大反響を呼んだ「断薬法」の第2弾。降圧剤やインスリン、鎮痛剤などに頼る患者たちに減薬、断薬を指導している専門医たちが、どのように薬をやめるのか、やめても影響はないのか、主治医には飲めと言われているが……といったFAQにていねいに答える。

◆昭和ヒトケタ世代が教えてくれたこと
昭和の偉人を振り返るシリーズは、昭和ヒトケタ世代を特集する。かつて「新人類」と呼ばれた世代も、存命なら85~94歳に達した。世界恐慌や戦時体制下で育ち、戦後は高度成長の原動力となった人たちである。1972年公開の宮崎駿監督『ルパン三世 カリオストロの城』では、銭形警部に対してルパンが、「さーすが昭和ヒトケタ、仕事熱心だこと!」と評する有名なセリフがあるように、まじめで頑固、粘り強く働き者というイメージが強い。今回紹介する偉人はいずれも鬼籍に入ってしまったが、現代人にも響く逸話と金言を残している。大橋巨泉、小林亜星、永六輔、渥美清、金田正一、初代若乃花の人生を振り返る。

◆<グラビア>57年前の「国民一丸だったオリンピック」の名所めぐり
1964年の東京五輪は、まさに「日本が復興し、戦災に打ち勝った証を世界に示す場」だった。今回の五輪にそうした感慨と国民の連帯を求めることはできそうもない。しかし、あの輝かしい記憶は各所のモニュメントに刻まれている。駒沢公園に残る聖火台、組織委員会が置かれた迎賓館、神宮前の五輪橋、調布市のマラソン折り返し地点記念碑、新宿の日本オリンピックミュージアムなどを紹介する。

◆<グラビア>学習図鑑がスゴイことになっていた
手前みそになるが、弊社・小学館は古くから学習図鑑で読者の支持を頂いてきた。子供の頃、表紙の厚紙がボロボロになるまでページをめくった思い出がある方も多いのではないか。しかし、時代が移り学問が発展すれば、紹介される中身も変わる。1958年の動物図鑑では「パンダ」は「ジャイアントパンダ」と表記され、植物図鑑では分類が遺伝子解析を元にしたAPG分類体系に変わった。恐竜図鑑に載る恐竜は、30年間で176種類から400種類に増えた。現在大人気の「くらべる図鑑」「分解する図鑑」の魅力も紹介する。

◆「夫婦で」「ひとりで」準備する人生の総仕上げ
巻頭特集では「子供に頼らない人生後半戦の生き方」を探る。日々、多くの高齢者の相談を受け、アドバイスしている専門家たちが、老後の「常識」の間違いを正す。知らないと損する「高齢者だけ世帯の得する制度」も手続きまで詳説する。

※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!

関連キーワード

関連記事

トピックス

「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
注目される次のキャリア(写真/共同通信社)
田久保真紀・伊東市長、次なるキャリアはまさかの「国政進出」か…メガソーラー反対の“広告塔”になる可能性
週刊ポスト
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン