“四男”重岡大毅 メンバーも嫉妬した?演技力

 四男・重岡大毅は、『#家族募集します』(TBS系)に主演している。初回はTwitterで世界トレンド1位を獲得。特に、妻を事故で失い、一人息子に妻の死を明かせないまま、仕事や子育てを懸命にやってきた苦悩と辛さを幼なじみ役の仲野太賀に初めてぶつけるシーンは大いに話題になった。

 もともと演技に定評があり、2019年の『これは経費で落ちません』(NHK)や2020年の『悲熊』(同)、今年1月の『教場Ⅱ』(フジテレビ系)など、出演作での演技は多方面で必ず取り上げられる俳優の一人だった。なかでも、世間をザワつかせたのは、『知らなくていいコト』(日本テレビ系)ではなかったか。

 同僚であり元カノ役の吉高由里子に執着するあまり奇行を重ねる男を演じきった重岡は、いわゆる“怪優”の仲間入りを果たした。

 オンエア時、「ジャニーズ事務所公認カレンダー」の編集を担当していた『女性セブン』を代表して、メンバーの中間淳太と小瀧望にインタビューをさせてもらったが、二人も重岡の演技を「これまで見たことないシゲ(=重岡)」「リアタイしている」と言い、絶賛。同時に少し嫉妬もしているように見受けた。

『#家族~』は、木村文乃、仲野太賀、岸井ゆきの…と若き実力派が揃うドラマ。ここで座長を務める重岡が、現場で得たものをグループに持ち帰るのだと思うと、メンバーにとっては、また刺激になることだろう。

“五男”岸優太 自然体の演技が光る

 最後に、五男・岸優太である。『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)での岸が演じる役は、一言で言うなら、ごく普通の青年だ。評価としては「オーバーになりすぎない」「丁寧かつ自然体の演技」「心境を表すことが巧い」という言葉が複数の記事に並び、長年、彼を取材してきたライターらは「それが岸優太そのものだ」とも記している。

 私も、CDデビュー前から彼の仕事ぶりを見てきたが、とにかく真面目で、たとえ自分にスポットライトが当たっていなくても、カメラが向いていなくてもコツコツと懸命に仕事をしている場面を何度も確認している。

『ナイト~』で研修医あがりの岸の役が、この先どんなふうに成長していくのか。ファンならずとも「見守りたい」と思うことだろう。

『24時間テレビ』でメインパーソナリティーを担当してから約1年。くしくも夏ドラマに揃った彼らの“俳優仕事”が、この先、どう展開していくのか。最終回まで目が離せない。

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