芸能

五輪中に相次いだ芸能人の結婚・離婚 その「計画性」に驚き

コロナ禍でも密かに愛を育んだ(時事通信フォト、EPA=時事)

コロナ禍の最中、密かに愛を育んだ(時事通信フォト、EPA=時事)

 大島優子&林遣都、石橋貴明&鈴木保奈美、市村正親&篠原涼子……五輪や新型コロナ関連の話題でニュースが埋め尽くされるなか、芸能界では大物カップルの結婚、そして離婚が相次いで報じられた。ドラマオタクを自称するエッセイストの小林久乃氏が、五輪中に行われた大物芸能人たちの結婚・離婚発表について考察する。

 * * *
 日本人選手によるメダルラッシュが続く、東京オリンピック。開幕までは主催者側で色々な問題も勃発したが、オリンピックに生涯をかけたアスリートたちの競技はやっぱり素晴らしい……! と盛り上がっていたところ、その裏で芸能人たちが結婚と離婚を発表していることに気づいた。

 日本中の関心がオリンピックに向いている2週間。ここで、タイミングをはかったように発表する彼らの計画ぶりを、8日の閉会式を前に振り返ってみたい。

できちゃった婚から計画的結婚へ

 かつての芸能人の結婚といえば、強行突破の“できちゃった結婚”が目立った。パブリックイメージが命! の芸能人は、結婚によってイメージが変わることを(マネジメント側が)恐れている。結婚に反対する事務所、愛を貫きたい2人。ここをクリアするためには、子宝に頼るのが一番だった。そんな時代もあったのだ。

 その風潮が少しずつ変わりつつある。特にオリンピック期間中は、芸能人たちによる強行突破ではなく“計画的結婚”が実行されたように見える。まず驚いたのは女優・大島優子さんと、俳優・林遣都さんのカップル。共演したNHK朝ドラ『スカーレット』(2019年)で距離が縮まって、約1年半。ゴールインまで噂もまったくあがらずに愛を育んでいたとは恐れ入った。

 2人を見ていると、コロナ禍でよく聞かれる“おこもり愛”というのは、著名人にとっては実に好都合だと思う。交際が始まったら誰でも浮かれるし、2人で特別な時間を過ごしたい。でも顔が知られている立場であれば、そんな行為ははばかられる。耐え切れずに、恋する気持ちをSNSで匂わせてしまえば大炎上してしまうリスクもある。

 でも外出がしづらい今なら、「ウチくる?」の誘いもしやすいし、生活を一緒にすれば相手のこともよく分かる。結婚までの最短コースを進むことになるわけだ。

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン