趣味や生活の一部に危険が潜む(写真/PIXTA)
4月下旬、1回目のワクチンを打った6時間後に強度の胸部圧迫感が生じ、5日後に急性心筋梗塞で亡くなった79才男性はワーファリンを内服していた。また、前述した入浴中に死亡した62才男性もワーファリンをのんでいた。
「そうした『血液サラサラ系』の薬をのんでいると普段から血が止まりづらい状態なので、脳出血などのリスクも増します。特に高齢者は抗凝固薬をのんでいる人が多いので、注意してほしいです」(岡田さん)
もちろん、そうしたワクチン接種後の行動が死につながったことは現時点で証明されていないが、接種後の死亡が増えるなかで「ふるまい方」には充分注意すべきだろう。
「現状でワクチン接種後の死亡については世界的に学術的な分析が行われておらず、因果関係やリスクがわかっていません。ワクチンのスパイクたんぱくが肺や腎臓など人体のさまざまな部位に副作用を生じさせるとの研究は進んでいますが、それがどこにどれだけのリスクを生むかは依然として未知の領域です。
従って接種後の行動についても、差し当たっては過労や飲酒など体の負担になることを避け、睡眠をよくとって規則正しい生活を心がけるしかありません」(岡田さん)
ワクチンは接種したら終わりではない。接種後にどう過ごすかが重要なのだ。
※女性セブン2021年9月2日号