「そこを目指していると口にするのも失礼。自分のレベルではまだまだ男子の大学野球には届かない。ただ、男子の大学でも活躍できる選手が今後現れる女子野球になったらいいなとは思います。今は進路に関しては白紙の状態。自分が楽しい場所であればいいし、求められる場所があればぜひチャレンジしてみたい」
全国高校女子硬式野球選手権において神戸弘陵は順当に勝ち上がり、23日の決勝で高知中央と対戦する。
プレイボールは17時。これまで試合を締めくくるリリーフ登板が多かった島野さんは、決勝でも試合の終盤に登板することが予想される。強烈なカクテル光線を浴びた夜のマウンドで、3年前と同様、胴上げ投手になる。それが彼女の願いだろう。
取材・文/柳川悠二(ノンフィクションライター)