『ザ!鉄腕!DASH!!』は今年で放送26年だが、安定して高視聴率を記録しており、その勢いは衰えていない。そこで見せるコミカルな姿も城島の人気の要因だが、卓越したリーダーシップも見逃せない。ベテラン芸能記者の石田春男氏はこう指摘する。
「TOKIOはこれまで『紅白歌合戦』に20回以上出場し、『ザ!鉄腕!DASH!!』も長寿番組として確固たるポジションを確保。極めて順調にキャリアを重ねてきたように見えますが、2018年に山口達也が不祥事でグループを去り、今年春には長瀬智也も活動に一区切りを付けました。それでもグループが崩壊しなかったのは、ひとえに城島のリーダーシップがあってこそでしょう。
城島はグループ最年長でリーダーと呼ばれていますが、グループ内では完全にイジられ役で、オヤジギャグを繰り出すこともしばしば。グイグイとメンバーを引っ張るタイプではなく、自分がツッコまれ役になることでメンバー内の調和を図るやり方が、1つのあるべきリーダー像として評価されているのだと思います。
また、独身であることも散々イジられてきましたが、2019年についに結婚し、翌年には男児も誕生。苦労の末についに幸せを掴んだことで、一段と温かい目で見られるようにもなりました。本来ならば“大御所”と言える年齢なのに、良い意味で若いので、若手とも壁が生まれないのも強み。『24時間テレビ』でメインパーソナリティを担当したKing & Princeも学ぶことは多かったんじゃないですか」
晴れてコロナが収束した折には、3度目のマラソン登場もあるのかもしれない。