海外では1回目、2回目と異なる種類のワクチンを3回目に打つ「異種混合接種」を行う国もある。日本政府も異種混合接種の検討を始めるとしている。

「ワクチンの種類によって有効性、安全性にも大きな差がありますので一概には言えませんが、基本的には、アメリカにおいてデルタ株への有効性や安全性がすでに確認されている同じワクチンの追加接種が望ましいと考えています。ただ、ワクチンの供給不足などの問題で、異なるワクチンにせざるを得ない状況になる可能性もある。また、今後、安全性やデルタ株への有効性が確認されれば、異なるワクチンの追加接種も可能になるかもしれません」(前出・一石さん)

 ただ、1回目がようやく5割、2回目完了がまだ4割でしかない日本の場合、先にやるべきことがある。

「2回接種でも重症化予防の効果は充分にあります。死者や重症者を減らすために、まずは接種できる国民全員に2回接種を実施することです」(前出・中村さん)

 ワクチン接種はこの先も延々と続くのかもしれない。

※女性セブン2021年9月9日号

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