スポーツ

中田翔の巨人電撃移籍は「二岡・モナ不倫」騒動の恩返し説も

中田翔には様々な意見が(時事通信フォト)

中田翔には様々な意見が(時事通信フォト)

「真の強打者ですね」──8月22日、巨人移籍後初スタメンで「復活アーチ」を放った中田翔(32)を現地で観戦した長嶋茂雄・終身名誉監督は窓をたたいて喜んだ。

 阪神と優勝争いを繰り広げる巨人・原辰徳監督にとって昨年のパ・リーグ打点王の加入は心強いが、球界内外からは批判の声があがっている。

「中田は後輩選手への暴行トラブルで日本ハムから“無期限”の出場停止処分が科せられたが、20日に巨人へ無償トレードされたことで、出場停止はわずか9日で解除された。古巣での謝罪会見を開かずに巨人で入団会見を開いたことや、暴力という球界全体の問題なのに対応しなかったNPBにも批判が集まっている」(スポーツ紙デスク)

 そんななか原監督は、今回のトレードは栗山英樹監督から電話で相談されたことや、球団首脳陣に「もう一度チャンスを与えるべきだ」と強く進言したといった、本来は極秘なはずの交渉の舞台裏をスポーツ紙の取材に明かしている。

「原監督の対応は“責任は自分が負う”という覚悟の表われでしょう。球団首脳陣のなかには獲得に慎重を期すべきだと唱える声もありましたが、原監督が引かなかったのは、前任の梨田昌孝監督と栗山監督への“恩”があったからだと言われています」(同前)

 13年前、原監督は主力選手2人の処遇に頭を悩ませていた。二岡智宏(現・巨人三軍監督)がアナウンサーの山本モナとの不倫、さらに中継ぎの一角だった林昌範も知人女性に全裸写真を送ったことが相次いで報じられ、OBの王貞治氏が苦言を呈するなど騒動になっていたのだ。

「困った原監督は、日ハムの梨田監督にトレードを頼み込み、日ハム移籍となったと聞いています。原監督は現役引退後にNHKの解説者を務めていましたが、“先輩解説者”だった梨田監督が相談に乗るなど友好関係が築かれていた」(同前)

 蜜月関係は梨田監督の後任として就任した栗山監督との間にも築かれた。

「栗山監督は“原マニア”を自称するほど指導者として原監督を尊敬しており、常に立ててきた。原監督が退任すると、2016年オフには原監督が母校・東海大相模の後輩として目をかけながらくすぶっていた大田泰示(31)をトレードで獲得、見事に大成させた。後ろ盾を失って巨人に居場所がなくなった選手を花開かせてくれたことに恩義を感じ、中田の獲得を引き受けたのでしょう。今回のトレードはまさに原監督の“恩返し”だ」(巨人番記者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

第1子を出産した真美子さんと大谷(/時事通信フォト)
《母と2人で異国の子育て》真美子さんを支える「幼少期から大好きだったディズニーソング」…セーラームーン並みにテンションがアガる好きな曲「大谷に“布教”したんじゃ?」
NEWSポストセブン
俳優・北村総一朗さん
《今年90歳の『踊る大捜査線』湾岸署署長》俳優・北村総一朗が語った22歳年下夫人への感謝「人生最大の不幸が戦争体験なら、人生最大の幸せは妻と出会ったこと」
NEWSポストセブン
コムズ被告主催のパーティーにはジャスティン・ビーバーも参加していた(Getty Images)
《米セレブの性パーティー“フリーク・オフ”に新展開》“シャスティン・ビーバー被害者説”を関係者が否定、〈まるで40代〉に激変も口を閉ざしていたワケ【ディディ事件】
NEWSポストセブン
漫才賞レース『THE SECOND』で躍動(c)フジテレビ
「お、お、おさむちゃんでーす!」漫才ブームから40年超で再爆発「ザ・ぼんち」の凄さ ノンスタ石田「名前を言っただけで笑いを取れる芸人なんて他にどれだけいます?」
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン
1泊2日の日程で石川県七尾市と志賀町をご訪問(2025年5月19日、撮影/JMPA)
《1泊2日で石川県へ》愛子さま、被災地ご訪問はパンツルック 「ホワイト」と「ブラック」の使い分けで見せた2つの大人コーデ
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で「虫が大量発生」という新たなトラブルが勃発(写真/読者提供)
《万博で「虫」大量発生…正体は》「キャー!」関西万博に響いた若い女性の悲鳴、専門家が解説する「一度羽化したユスリカの早期駆除は現実的でない」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《美女をあてがうスカウトの“恐ろしい手練手管”》有名国立大学に通う小西木菜容疑者(21)が“薬物漬けパーティー”に堕ちるまで〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者と逮捕〉
NEWSポストセブン
江夏豊氏が認める歴代阪神の名投手は誰か
江夏豊氏が選出する「歴代阪神の名投手10人」 レジェンドから個性派まで…甲子園のヤジに潰されなかった“なにくそという気概”を持った男たち
週刊ポスト
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
悠仁さま、筑波大学で“バドミントンサークルに加入”情報、100人以上所属の大規模なサークルか 「皇室といえばテニス」のイメージが強いなか「異なる競技を自ら選ばれたそうです」と宮内庁担当記者
週刊ポスト
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン
子役としても活躍する長男・崇徳くんとの2ショット(事務所提供)
《山田まりやが明かした別居の真相》「紙切れの契約に縛られず、もっと自由でいられるようになるべき」40代で決断した“円満別居”、始めた「シングルマザー支援事業」
NEWSポストセブン