ライフ

徳島出身・園都が体験 渓谷や里山を走る徳島・香川観光列車の旅

徳島出身・園都が地元の観光列車を体験

徳島出身・園都が地元の観光列車を体験

 四国には地元の歴史や自然、伝統工芸、文化で紡ぐ“ものがたり”をコンセプトにした3つの観光列車がある。幕末の志士たちの軌跡が残る高知県の沿線を駆け抜ける『志国土佐 時代の夜明けのものがたり』、徳島県の秘境と香川県を結ぶ『四国まんなか千年ものがたり』、愛媛県の海沿いを走る『伊予灘ものがたり』だ。すべてに乗れば、四国4県を巡ることができる。四国出身の園都さんが2日にわたり、このうち2つの観光列車を体験した。

 1日目は高知駅を出発する『志国土佐 時代の夜明けのものがたり』に乗車した園さん。2日目は園さんの故郷・徳島県にある大歩危駅から『四国まんなか千年ものがたり』に乗車し、讃岐鉄道発祥の地である香川県・多度津駅まで約3時間の旅を楽しんだ。

「絶景の連続に心が洗われますね。邪念がゼロになります(笑)」

 運行区間は四国の真ん中あたりに位置し、沿線には平家落人の秘話が残る。吉野川、小歩危・大歩危の渓谷、讃岐富士と呼ばれる飯野山など自然豊かな景色を満喫できる。1号車は春、2号車は夏・冬、3号車は秋と、季節をテーマにした内装も心地よく、2号車には伝統工芸品のギャラリーも。

「トンネルを出るたびに景色が変わり、楽し過ぎてあっという間の3時間でした。半田そうめんなど徳島の名産を使ったお料理も懐かしくて美味しかった! 田畑から地元の方々が踊りやお手振りで歓迎してくださり、温かみのある旅で心身共にリフレッシュできました」

「四国まんなか千年ものがたり」

3両編成で車両ごとに季節のテーマが設けられ、それぞれ趣が異なるデザイン、インテリアに(写真は1号車)

3両編成で車両ごとに季節のテーマが設けられ、それぞれ趣が異なるデザイン、インテリアに(写真は1号車)

・運転日 土・日・祝日等
【そらの郷紀行】多度津駅10:18→大歩危駅12:48
【しあわせの郷紀行】大歩危駅14:21→多度津駅17:14
・乗車券・特急券・指定席グリーン券 多度津─大歩危3800円、善通寺・琴平─大歩危3610円
・食事予約券 そらの郷紀行 5600円、しあわせの郷紀行 5100円(食事を希望の場合、乗車の4日前までに要購入) ※メニューは便・季節によって異なる

【14:21 大歩危駅を出発】

「しあわせの郷紀行」の食事「おとなの遊山箱」。徳島県の日本料理店「味匠 藤本」の料理長が担当し、三段重には地元食材を使う料理がぎっしり

「しあわせの郷紀行」の食事「おとなの遊山箱」。徳島県の日本料理店「味匠 藤本」の料理長が担当し、三段重には地元食材を使う料理がぎっしり

 大歩危駅から多度津駅へ向けて出発。3両編成で車両ごとに季節のテーマが設けられ、それぞれ趣が異なるデザイン、インテリアになっている。

関連記事

トピックス

「新証言」から浮かび上がったのは、山下容疑者の”壮絶な殺意”だった
【壮絶な目撃証言】「ナイフでトドメを…」「血だらけの女の子の隣でタバコを吸った」山下市郎容疑者が見せた”執拗な殺意“《浜松市・ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
連続強盗の指示役とみられる今村磨人(左)、藤田聖也(右)両容疑者。移送前、フィリピン・マニラ首都圏のビクタン収容所[フィリピン法務省提供](AFP=時事)
【体にホチキスを刺し、金のありかを吐かせる…】ルフィ事件・小島智信被告の裁判で明かされた「カネを持ち逃げした構成員」への恐怖の拷問
NEWSポストセブン
グラドルデビューした渡部ほのさん
【瀬戸環奈と同じサイズ】新人グラドル・渡部ほのが明かすデビュー秘話「承認欲求が強すぎて皆に見られたい」「超英才教育を受けるも音大3か月で中退」
NEWSポストセブン
2人は互いの楽曲や演技に刺激をもらっている
羽生結弦、Mrs. GREEN APPLE大森元貴との深い共鳴 絶対王者に刺さった“孤独に寄り添う歌詞” 互いに楽曲や演技で刺激を受け合う関係に
女性セブン
無名の新人候補ながら、東京選挙区で当選を果たしたさや氏(写真撮影:小川裕夫)
参政党、躍進の原動力は「日本人ファースト」だけじゃなかった 都知事選の石丸旋風と”無名”から当選果たしたさや氏の共通点
NEWSポストセブン
セ界を独走する藤川阪神だが…
《セの貯金は独占状態》藤川阪神「セ独走」でも“日本一”はまだ楽観できない 江本孟紀氏、藤田平氏、広澤克実氏の大物OBが指摘する不安要素
週刊ポスト
「情報商材ビジネス」のNGフレーズとは…(elutas/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」は“訴えれば勝てる可能性が高い”と思った》 「情報商材ビジネス」のNGフレーズは「絶対成功する」「3日で誰でもできる」
NEWSポストセブン
入団テストを経て巨人と支配下選手契約を結んだ乙坂智
元DeNA・乙坂智“マルチお持ち帰り”報道から4年…巨人入りまでの厳しい“武者修行”、「収入は命に直結する」と目の前の1試合を命がけで戦ったベネズエラ時代
週刊ポスト
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン