尾身会長は「強い対策を打たなければ病床の逼迫がさらに加速する」と繰り返し主張してきたが、自身の病院でまず「できる対策」をやってもらいたいものだ。
JCHOに聞くと、こう回答した。
「受け入れの数字についてはこちらから公表していません。一般病院を含めた他の全国の病院も確保病床数などは公表していない。そのなかで、私どもだけが公表すると他の病院に迷惑がかかる恐れがある。
病床使用率が少ない病院があるとのご指摘については、看護師が全国のJCHOから医療逼迫地に出向しているため、一時的に使用率が落ち込んだことは確かです。8月の感染拡大により各地区でニーズが高まってきたために看護師が足りなくなった。その後は受け入れ増加要請に応じて増員しています」(医療部)
※週刊ポスト2021年10月1日号