低価格、ご飯付きのカプセルホテルも
サブスクはカプセルホテルでも注目されている。ホテルには実現できないような低価格が魅力だ。
進化系カプセルホテルブランドとして業界を牽引してきた「豪華カプセルホテル安心お宿」では、都内30日間4万円(税込)というプラン(カプ住)を打ち出し話題となっている。さらに“オールインクルーシブ”も魅力だ。カプセルルーム・大浴場などに加え、ごはんサービス(お茶漬け・生たまご・味噌汁付き)、フリードリンクサービス、コワーキングスペースなど付帯サービスの幅広さもゲストに好評という。
一方で、こうしたマンスリーやサブスクプランでの事業者側の問題は販売チャネルのようだ。
国内の主要OTA(インターネット上だけで取引を行う旅行会社)には最大9泊まで等の制約があり、マンスリーやサブスクを基本とした客室を広く販売するにはその手段は限られる。
ただ、某ホテルの事業担当者は、「ブックダイレクト(公式サイトからの予約)でのリピーターを6~7割、新規顧客3割を目標とする中で、マンスリーやサブスクは直販チャネル拡大の契機になるかもしれない」と自信を見せている。