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泉ピン子「引き際を感じたら、そのまま皆さんの前から消えていきます」

女優・泉ピン子は自らの“引き際”をどう考える?

女優・泉ピン子は自らの“引き際”をどう考える?

「みなさん、さようなら。ご機嫌よう。ご挨拶して罷り去ります。」──女流作家・佐藤愛子さんが、ヘトヘトになる“戦いの日々”に終止符を打った。佐藤さんの断筆宣言を受け、女優・泉ピン子さん(74)は自らの“引き際”をどう考えるのか。

 130万部突破の大ベストセラーになった『九十歳。何がめでたい』から5年。11月には98歳を迎える作家・佐藤愛子さんの新著『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』には、その後の“戦い”の日々が、佐藤さんらしいユーモア溢れる言葉で綴られている。

〈「何もしていない。なのにヘトヘトなのはなぜだ!」〉
〈どこまでつづくヘトヘトぞ〉

 と、どんどん拍車がかかり、ついには〈かくして私はここに筆を措きます。〉と断筆宣言に至る。

「ヘトヘト話を読むうちに、こちらまでヘトヘトになりましたよ」

 そう言って笑うのは、女優の泉ピン子さんである。泉さんは新型コロナをきっかけに「表舞台から去る」ことも考えたという。

「コロナで70歳以上の人がまったく呼ばれなくなり、ここ1年はほとんど仕事がない状態。テレビの仕事も公演も、全部飛んでしまったので、このまま去るのもいいかなと思いましたよ。

 でも、私は自分から『引退します』というほどの役者じゃないし、幸い、来年の舞台の仕事も入っている。呼んでくださる場所があるうちは、粛々とやっていくつもりです。いつ内臓がやられちゃうかわからないし、膝だって痛いけど、“痛いのも生きている証拠”と思うしかないですね」(泉さん)

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