芸能

夏目三久引退時の言葉が表す有吉弘行の「毒舌」が支持される理由

弟子時代から様々なことがあった

有吉弘行の「毒舌」が人気の理由とは?

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、妻でフリーアナウンサーの夏目三久が芸能界を引退し、再び注目を集めている芸人の有吉弘行について。

 * * *
 フリーアナウンサーの夏目三久さんが9月30日をもって芸能界を引退した。彼女が最後の仕事に選んだのは、「マツコ&有吉 怒り新党解散!!生放送2時間スペシャル」(テレビ朝日系)。出会うきっかけとなった同番組で夫の有吉弘行さんと最後の共演を果たし、芸能界に別れを告げた。

 オープニングに現れた彼女は、白いブラウスに黒いジャケット、タフタとフリルたっぷりの黒いロングスカートを着用。首元には彼女の幸せを表しているかのような幾重にも重なった真珠のネックレスが輝いていた。そんな幸せそうな彼女の隣りには、有吉さんがこれまた黒いスーツで登場。なんとなく冠婚葬祭ムードが漂うが、挨拶をしながら2人が見せたはにかむような笑顔が似ていたのが印象的だった。

 有吉さんの表情が優しく温かく見えただけに、「毒舌王」と呼ばれる彼のイメージとのギャップが感じられた。と書きたいところだが、振り返ってみると、毒舌というイメージが自分の中で先行しているだけで、実際には彼の印象に対して違和感がないことに気付いたのだ。ではそう感じたのはなぜなのか?

 有吉さんはかつて、「猿岩石」というお笑いコンビで一世を風靡したが、その後仕事が無くなるという“天国と地獄”を経験している。その後、あだ名芸で復活するきっかけを掴むと、今やテレビで見ない日は無いほどの人気芸人となった。毒舌を吐いても嫌われることはなく、多くの番組でMCを務めるほどの安定感を発揮した。

世間ではその理由について、「毒舌を吐いたのは復活し始めた最初だけ」、「視聴者が感じていることを鋭い言葉で代弁している」、「毒舌を吐きながらも謙虚さが感じられるバランス感覚を持っている」などと分析されてきた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン