外出先での地震発生に備えて、必要品を持ち歩くことも求められる。
「なかでも優先順位が高いのは飲料水、塩飴やチョコレートなどの食べ物、スマホのバッテリー、歯磨きセット、笛、携帯用のライト、ウェットティッシュ、ビニール袋などです。遠出する場合は、アルミシート、万能ナイフ、携帯トイレなどを加えると安心です」(同前)
防災備品は日ごろ放置しているケースが多いので、使用可能かどうかの確認も必要だ。
「ライトやラジオなどは電池が減って緊急時に使えないことがあるので、必ずスイッチを入れて確認しておき、備品の飲料水や食品は消費期限をチェックしましょう。
被災時はあらゆるものが散乱するので、足元の安全確保が重要です。寝室にスニーカーやスリッパ、職場にスニーカーを用意したい」(同前)
わずかな準備が命を救う。予測を活かすには「備えの実践」が必須だ。
※週刊ポスト2021年10月15・22日号