木下ほうかの「現役時代のヤクザ幹部姿」は大迫力((C)ABC)

木下ほうかの「現役時代のヤクザ幹部姿」は大迫力((C)ABC)

【今作の珍しいところは、原作者の沖田さんの地元、兵庫・尼崎市がドラマの舞台・ロケ地で、その原作者が撮影現場にずっと帯同していたことだった。沖田さんは、ロケ先の手配や移動車の運転手まで務めていたという】

木下:めちゃくちゃ“監視”してるんですよ(笑)。原作者が現場にいるのはやりにくいという人がいるかもしれないけど、だからこそ、正しい原作の世界観がキチッと作り上げられるという部分があるんですよね。僕も昔から、現場で納得いかないことがあったら、監督にも「違うんやないか」と話し合いをもちかけるタイプだから、お互いのこだわりや食い違いを、原作者と話し合えるのはいい方向だったと思います。こうしていいドラマが仕上がったのは、そうした沖田先生の存在、そして原作があったからです。それに、沖田先生はやっぱりうわさ通り! ロケ現場で起きたトラブルでも、サッと片付けてしまった(笑)。

沖田:それ、ちょっと誤解なんです(苦笑い)。自分が移動車の中で仮眠をとっていたら、プロデューサーが「現場がモメて、警察まできてます」って焦って起こしにきたんです。朝8時にロケスタッフが、酔っ払いに絡まれてしまってたんですよ。だから、仕方なく仲裁に入って……。

木下:へぇ~(笑)。

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