リベンジ消費はどこまで活発になるか?

 さて、第5波が去り、これからは経済の回復が進んでいく。各種イベントやツアー旅行などで行われている実証実験の成果が出てくれば、経済活動の再開は本格化していくだろう。

 そこで、リベンジ消費はどう起こるかについて考えてみよう。

 まず、外食は各所得層とも大幅に減少していたので、その反動で回復することが期待される。特に、中所得層ではコロナ禍での内食・中食の消費の増分を外食に戻す動きが出るかもしれない。

 一方、リベンジトラベルをはじめとした高額消費については、高所得層で貯まっているであろう、お金の動きが注目される。昨年から、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始の旅行や帰省が止まっていた。そのことの反動として、旅行や観光への消費は活発になるだろう。

 加えて、オリンピック・パラリンピックの観戦を予定していた人は、原則無観客となったことで、チケット代が“ボーナス”のように返金される。これは、「本来ならば、使ってしまっていたはずのお金」なので、リベンジ消費の軍資金としては申し分ない。

 ただ、こうした経済回復の動きに水を差すつもりはないが、新型コロナは終わったわけではない。第6波の懸念がある以上、感染予防対策はまだしばらく必要だ。リベンジ消費が第6波襲来の引き金とならないためにも、これまでと同様の対策をとりながら楽しむことが大切といえそうだ。

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