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声を聞くのも簡単ではない… 名曲『心の旅』が描いた70年代の遠距離恋愛

1973年のオイルショックではトイレットペーパーを買い占める人が続出した(写真/共同通信社)

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長年のファンが語るチューリップを愛した青春時代

 中学校のときからチューリップの熱烈なファンだという佐々木かをりさんは、高校時代には自らファンクラブを立ち上げた。

「全国に点在している350人のファンに向けて、毎月、会報を送付していました。A4の紙に米粒みたいな小さい字でコンサートの感想などを書いて、印刷して。会員だけでなくチューリップのメンバーにも毎月お届けしていました。いつも受け取ってもらえたのがうれしかったですね」

 365日のうち250日は“推し”の財津和夫を追っかけた青春時代だった。テーマである『心の旅』。このタイトルを長年のファンはどう解釈しているのだろうか。

「財津さんは、恋人と別れてまで一旗揚げようと上京したのでしょうね。自分の体は東京にあるけれど、心は地元に置いたまま。そんな揺れ動く心情と覚悟を表していると思います。また、遠距離恋愛は恋人と離れる前の思いが凍結され、募っていく。この曲は離ればなれの恋人たちの心の支えにもなったと思います」

 夢を追う若者の機微がこの曲には込められている。

【プロフィール】
佐々木かをりさん/株式会社イー・ウーマン代表取締役社長。政府審議会委員、企業の社外役員なども務める。著書に『自分を予約する手帳術』(ダイヤモンド社)など。

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2021年12月2日号

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