芸能

オカン役がハマる城島茂 いずれ「意地悪ばあさん」をやってほしい

「V6解散」で労いの声を贈るファンたちの心境は?

城島茂はオカンがハマり役に

 10月にスタートしたTOKIO城島茂主演の連続ドラマ『サムライカアサン』(日本テレビ系)。もこもこパーマに割ぽう着姿の城島のオカンっぷりは、ハマり役と評判は上々だ。コラムニストのペリー荻野さんが“オカン城島”について解説する。 

 * * *
 城島茂50歳にして連ドラ初主演作となった『サムライカアサン』。
 
 思春期の息子たけし(大西風雅)と夫ジョージ(有野晋哉)に熱烈愛情を注ぐ(というより、ぶつけまくる)オカン(城島)の日常を描くコメディだ。「伊佐木よい子」とダジャレ的名前のオカンは、もこもこパーマに割ぽう着、ヒョウ柄をはじめ、濃いめの色柄もの上下など、関西のおばちゃんコーディネートが定番のスタイル。もちろん言語は関西弁だ。

 オカンのパワーはものすごい。「愛情たっぷり弁当」を届けなければとたけしの高校に突進、ガールフレンドが訪ねてくると部屋をのぞきたくてたまらない、バイト先のバーガー店には毎日こんにちは! 母をウザいと嫌な顔をする息子と「たけしのこと好き好き病じゃ」と言い切るオカンの悲喜こもごもは、大げさにも見えるが、結構「あるある」なのである。

 ひとつ興味深いのは、ほら貝。ある朝、オカンは寝坊するたけしの枕元に立って、ブオホー~!!とほら貝を吹きまくる。変った音色で起こしたろうと思ったとうれしそうなオカン。タイトルに「サムライ」がついているからか、ほら貝を吹いてもあんまり違和感がないのにびっくりだ。

 また、ここで思い出したのは、ドラマ『義母と娘のブルース』の主人公・亜希子(綾瀬はるか)だった。亜希子はいつでもどこでも白いシャツに黒いタイトスカート、ひっつめ髪に眼鏡のきっちりスタイルで、血縁のない娘の健康維持を「ベースミッションです」と位置づけるなど、生活も仕事モードっぽいが、ここ一番、娘のために奮闘する際にはほら貝と太鼓が鳴り響いていた。よい子と亜希子のスタイルはまったく違うが、思春期のこどもと母との衝突、エンジンがかかった母の暴走場面とほら貝は、笑いにつながる。相性がいいのである。

関連キーワード

関連記事

トピックス

24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン
ネット上では苛烈な声を上げる残念な人がうごめいている(写真/イメージマート)
ネットで見かける残念な人たち…「朝ドラにイチャモン」“日本人じゃないと思う”の決めつけ【石原壮一郎さん考察】
NEWSポストセブン
荒川区には東京都交通局が運行している鉄道・バスが多い。都電荒川線もそのひとつ。都電荒川線「荒川遊園地前」そば(2020年写真撮影:小川裕夫)
《自治体による移動支援の狙いは》東京都はシルバーパス4割値下げ、荒川区は実質0円に 神戸市は高校生通学定期券0円
NEWSポストセブン
阪神の主砲・佐藤輝明はいかにして覚醒したのか
《ついに覚醒》阪神の主砲・佐藤輝明 4球団競合で指名権を引き当てた矢野燿大・元監督らが振り返る“無名の高校生からドラ1になるまで”
週刊ポスト
韓国整形での経験談を明かしたみみたん
《鼻の付け根が赤黒く膿んで》インフルエンサー・みみたん(24)、韓国で美容整形を受けて「傷跡がカパッカパッと開いていた…」感染症治療の“苦悩”を明かす
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
「戦争から逃れてアメリカ移住も…」米・ウクライナ人女性(23)無差別刺殺事件、犯人は“7年間で6回逮捕”の連続犯罪者
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《眞子さんが見せた“ママの顔”》お出かけスリーショットで夫・小室圭さんが着用したTシャツに込められた「我が子への想い」
NEWSポストセブン
大ヒット上映を続ける『国宝』の版元は…(主演の吉沢亮/時事通信フォト)
《映画『国宝』大ヒット》原作の版元なのに“製作委員会に入らなかった”朝日新聞社員はモヤモヤ  「どうせヒットしないだろう」とタカをくくって出資を渋った説も
週刊ポスト
米マサチューセッツ州で18歳の妊婦が失踪する事件が発生した(Facebookより)
【犯人はお腹の子の父親】「もし私が死んだらそれは彼のせい」プロムクイーン候補だった18歳妊婦の失踪事件「# findKylee(# カイリーを探せ)」が最悪の結末に《全米に衝撃》
NEWSポストセブン
不倫の「証拠」にも強弱がある(イメージ)
「不倫の“証拠”には『強い証拠』と『弱い証拠』がある」探偵歴15年のベテランが明かすまず集めるべき「不貞の決定的証拠」
NEWSポストセブン
違法賭博胴元・ボウヤーが激白した「水原と大谷、本当の関係」
《大谷から26億円送金》「ヘイ、イッペイ。翔平が前を歩いてるぜ」“違法賭博の胴元”ボウヤーが明かした「脅しの真相」、水原から伝えられていた“相棒の素顔”
NEWSポストセブン