スポーツ

張本勲氏が卒業する『サンモニ』御意見番「金田正一氏のはずだった」

20年以上出演していた『サンデーモーニング』の卒業を発表した張本勲氏

20年以上出演していた『サンデーモーニング』の卒業を発表した張本勲氏

「喝!」「あっぱれ!」といった余りにも有名なフレーズと批評で人気を集めた野球評論家の張本勲氏811128日、出演している『サンデーモーニング』(TBS系)の「週刊御意見番」を年内で卒業することを発表した張本氏はこれまでも歯に衣着せぬ発言でたびたび物議を醸してきたが、今夏の「あの発言」が卒業の引き金になったようだ。 

 「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」 

 東京五輪で金メダルを獲得した女子ボクシングの入江聖奈選手21について88日の放送で張本氏がこうコメントするとネット上では「老害」「アスリートに失礼すぎる」など批判する書き込みが殺到し大炎上。日本ボクシング連盟がTBSに抗議文を送り、番組の制作プロデューサー名で「当番組として、不快に思われたボクシング関係者や視聴者の皆さまに誠に申し訳なく存じます」などと記された謝罪文を出す事態となった。 

 そんな張本氏が御意見番として番組に出演するようになったのは、1997年のコーナー開始時に遡る。当時は2010年に亡くなった元日本ハムファイターズ監督の大沢親分こと故・大沢啓二氏とのコンビだった。当初は交代で1人ずつ番組に出演していたが、ある放送でダブルブッキングの手違いが起きたことで共演が実現、その掛け合いが視聴者から評判だったため、以後毎週2人が出演する運びになったという。 

 しかし、当時を知るあるスポーツジャーナリストは「実は最初は張本さんではなく別の大御所OBに出演オファーが出されていたんです」と明かす 

 「『週刊御意見番』のコーナーは、始まる前の予定では2019年に亡くなられた400勝投手のカネやんこと金田正一氏と大沢親分のコンビでスポーツ界を一刀両断してもらう予定でした。しかし、金田氏が(大沢氏とは)現役時代の成績が違う。格が違うとオファーを固辞したことで、同じ名球会の張本氏に白羽の矢が立ったんです。20年以上も続く人気コーナーになるとは思いませんでしたが、張本さんも十分に役目は果たしたのではないでしょうか 

 張本氏は来年以降も番組に不定期で出演する予定だというが、“後継者”はまだ発表されていない。時に発言が批判を巻き起こすこともあったが唯一無二の存在感を放っていたことも事実今後は誰が“喝”を入れるのか――注目は続きそうだ 

関連キーワード

関連記事

トピックス

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン
花の井役を演じる小芝風花(NHKホームページより)
“清純派女優”小芝風花が大河『べらぼう』で“妖艶な遊女”役を好演 中国在住の実父に「異国まで届く評判」聞いた
NEWSポストセブン
第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン