錦鯉の優勝は多くの人の感動を呼んだが、『M-1グランプリ』は優勝コンビのみならず準優勝コンビの顔ぶれも凄い。2018年に第2位だった和牛は今や「好きな芸人ランキング」の上位の常連だし、2019年に第2位のかまいたちは今年9月の単独ライブで吉本史上最高となる配信売上枚数を記録している。

 さらに昨年準優勝のおいでやすこがはピン芸人同士のユニットながら大ブレイクを果たし、今月1日にニホンモニターが発表した『2021ブレイクタレント』でマヂカルラブリーと並び第1位を獲得しているのだ。

 オズワルドの漫才について、お笑い評論家のラリー遠田氏も「最も出来が良かった」と期待を寄せる。

「オズワルドは今年の『M-1』で優勝こそ逃しましたが、3年連続の決勝進出を果たし、クオリティの高い漫才を披露していました。特に、1本目に演じた漫才は構成力が抜群でした。今年の決勝で10組の芸人が演じた13本の漫才の中でも、最も出来が良かったと言えると思います。

 遅刻癖があってだらしないクズ芸人キャラの伊藤さんと、オリジナルソングを歌うという特技を持つマイペースな不思議キャラの畠中さん。それぞれのキャラも立っているので、それを生かして今後はバラエティ番組への出演もますます増えていくでしょう」(ラリー遠田氏)

『M-1グランプリ2021』の翌日に開催されたイベントで「絶対、来年M-1優勝してやる」「新しいネタを作って一から出直したい」と意気込みを見せていたオズワルド。1年後にはすでに各所で引っ張りだこの状態で賞レースに挑むことになるかもしれない。

◆取材・文/細田成嗣(HEW)

 

関連記事

トピックス

永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン