芸能

占いバラエティが昨秋からジワジワ増加 過去の占い番組との違いとは?

『』

『突然ですが占ってもいいですか?』は人気占いバラエティ(公式HPより)

 今、テレビ界で注目を集めるジャンルの1つが「占い」だ。かつては多くの占い番組があり、細木数子さんのような人気占い師が登場して話題を集めたが、近年は番組の傾向も変わってきているという。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 今、振り返ると、『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)は、コロナ禍が深刻化しはじめた2020年4月にレギュラー放送がスタート。「占い師が町で一般人に突然声をかけて占う」という構成だったため、いきなり「ロケができない」という厳しい状況に追い込まれてしまいました。しかし、その後「突然」というコンセプトをやめ、主にタレントを占う形に変えて現在まで放送が続いています。

 同じ占い番組では、昨年10月に『占いメガネ』(TBS系)がスタート。こちらは「人気占い師が悩める女性芸能人の自宅で人生を占う」というコンセプトで、毎週土曜深夜に放送されています。

さらに昨年12月28日、『占いリアリティショー どこまで言っていいですか?』(テレビ東京系)もスタート。「ゲスト1人を最強占い師軍団4人が徹底的に占い、本音を丸裸にする」というコンセプトで、金曜深夜に放送されています。

 今年に入ってからも、1月2日に先行番組として『いま、好きな人いる?~2022年恋占いSP~』が配信されたあと、1月13日から『いま、好きな人いる?~ミライのための恋占い~』(ABEMA)がスタート。こちらは「恋愛運を鑑定する」というコンセプトで木曜深夜に配信されています。

 昨秋から占いバラエティがジワジワと増えている様子がわかるのではないでしょうか。かつては細木和子さんの番組や、「銀座の母」などが出演する占いコーナーなども多く見られる時代がありましたが、なぜ再び今、占いバラエティが増えているのでしょうか。

「過去と現在を当てる」ソフト路線

 まずふれておきたいのは、占いバラエティを取り巻く状況の変化。かつての人気番組『ズバリ言うわよ!』(TBS系)で細木数子さんが見せた毒舌がそうだったように、占いバラエティは「占い師が強烈な物言いで視聴者を引きつける」という演出が主流でした。

関連キーワード

関連記事

トピックス

1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)
春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
お笑いコンビ「ガッポリ建設」の室田稔さん
《ガッポリ建設クズ芸人・小堀敏夫の相方、室田稔がケーブルテレビ局から独立》4月末から「ワハハ本舗」内で自身の会社を起業、前職では20年赤字だった会社を初の黒字に
NEWSポストセブン
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン