出場1試合目の外野守備でアキレス腱を断絶し担架で運ばれたテームズの悲劇(時事通信フォト)
ウィーラーは一昨年の開幕直後、楽天からトレードで加入。昨年はテームズ、スモークという大物外国人打者の入団で二軍生活が増えると思われたが、そうはならなかった。両外国人選手は新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が遅れたうえ、テームズはデビュー戦でアキレス腱を断裂して1試合の出場のみに終わった。スモークは対阪神戦の通算2000試合目で逆転3ランを放つなど岡本和真の後を打つ5番として定着し掛けたが、家族との交流を求めて自らの意思で退団。結果的にウィーラーがその危機を救い、22試合連続安打などで前半戦の打線を引っ張った。
「オミクロン株の流行で今年も新外国人選手の来日は未定ですし、過度な期待はできない。結局、ウィーラーの出番が多くなるかもしれません。打つだけでなく、明るいキャラクターはムードメーカーとしても欠かせない。143試合ずっとベンチにいてほしい選手です」
今年も頼みの綱はウィーラーとなるのか。