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多様化する羽生結弦応援スタイル 足に関する神社をお参りする「祈祷班」も

これからも変わらずに羽生結弦を応援し続けたいという(写真=Penta Press/時事)

様々なかたちで羽生結弦を応援している(写真=Penta Press/時事)

 五輪3連覇を期待されながら、4位に終わった羽生結弦(27)。2月14日の会見では、「いろんな人に支えてもらっているんだなと感謝したいなと思わされた3日間でした」と語った。“ゆづ活”にお金と時間を捧げてきた熱狂的なファンたちに話を聞いた。

 ゆづ活は試合観戦やグッズ購入だけではない。国内には、ファンの間で羽生にゆかりがあるとされている神社がある。

 北京五輪のフリーで使用した楽曲『天と地と』は、上杉謙信を描いたNHK大河ドラマのテーマ曲。そのため謙信を祀る山形県・米沢市の上杉神社は「聖地」のひとつになっており、北京五輪前には4回転アクセルの成功や五輪3連覇を願う絵馬が山のように奉納された。

 平昌五輪では『安倍晴明』がテーマだったため、晴明ゆかりの五方山熊野神社(東京都葛飾区)や京都市の晴明神社に多くのファンが訪れた。埼玉県在住の女性・Aさん(56)が語る。

「ほかにも神戸市にある弓弦羽(ゆづるは)神社なども聖地として知られています。ファンのなかには試合の前には必ず神社に行ってお参りをする『祈祷班』があって、足に関する神様がいるところを回るんです。

 あとは『特定班』もいます。彼の持ち物などを特定するんです。ゆづが持っているマスクケースもすぐに特定したし、すごい熱量です」

 2019年3月にはNHKのトークバラエティ『ねほりんぱほりん』で、「羽生結弦で人生変わった人」と題して、次のような“羽生ファンあるある”が紹介された。

「金メダルへの験担ぎで、シルバーアクセサリは着用できない」
「12時7分など、数字の『1207』に過剰反応(羽生の誕生日が12月7日)」
「4回転アクセルの成功を祈り、移動時の座席は4Aにこだわる」
「居酒屋行ったらゆずみつサワーを注文」

 2021年3月に放送された「羽生結弦で人生変わった人たち」のその後を追う回では、羽生の代わりになる男性を探すことを「ジェネリック推し」と呼称するファンも登場し、ツイッターのトレンドワードにもなった。

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