芸能

『ミステリと言う勿れ』原作者が選んだ「特に思い入れの強いセリフ」3選

原作者に聞いた『ミステリと言う勿れ』

原作者に聞いた『ミステリと言う勿れ』

 今クール最大の話題作と呼び声高いドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、毎週月曜午後9時~)。毎話放送後に話題となるのは、菅田将暉演じる主人公の久能整が淡々と語る数々の言葉だ。同作は『月刊フラワーズ』で連載中の漫画が原作。そこで原作者の田村由美さんに名ぜりふの秘密などをインタビューしました!

「自分の作品がドラマ化されることは初めてで、しかも主演が菅田将暉さんと聞いたときは、彼以上の久能整は考えられないと、本当にワクワクしました。菅田さんは、原作の整の雰囲気をなぞるだけではなく、『何のために演じるのか、何を伝える話なのか』まで深く掘り下げて考えてくださり、“人間・久能整”を作り上げてくださいました。なので、毎週放送を見るのが本当に楽しいです」

 そう語る田村先生。この作品は、整が淡々と語るせりふが大きな魅力のひとつだ。

「キャラたちの会話は、実際に口に出しながら描くことが多いです。特に整の言葉には、自分が普段から考えていることや、映画やドラマ、ニュースを見て疑問に感じたこと、ツッコミを入れたくなったことが入っていたりします。こうあってほしいという願望もです。ただそれは自分の思いであって、読んでくださる方にお話を楽しんでもらえるのがいちばん大事だと思っています。

 整のモデルは特にいないのですが、友人からは『いままでの主役の中でいちばんあなたに近い』と言われて驚いています。自分は無口な方なんですが……(笑い)」

 整には、田村先生の思いや願いが込められているのかもしれない。なかでも田村先生が特に印象深いせりふを厳選してくれました! あなたの心に響くせりふは?

■1巻「猫は、あなたに死ぬところを見せたくなかったんです」(4話)

「猫」について触れる場面も

「猫は、あなたに死ぬところを見せたくなかったんです」(4話)

 刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)が猫の死に目に会えず悲しんでいたと、同僚の池本優人(尾上松也)に言われたときの言葉。「これは友人から聞いた言葉です。その後、別の近しい人が愛猫を亡くして悲しんでいたとき、この言葉を伝えると『そう考えれば少し気が楽になるわ』と。同じ思いをしている人がいると思って描きました」(田村先生・以下同)。

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン