国内

「紀州のドン・ファン」家政婦がYouTuberデビュー 歌声や人生相談も

家政婦が更新しているYouTube『SUMIYOの部屋』より

家政婦が更新しているYouTube『SUMIYOの部屋』より

 “紀州のドン・ファン”と呼ばれた和歌山の資産家・野崎幸助さん(享年77)が急性覚せい剤中毒で死亡した事件はまだ決着していない。昨年4月、元妻の須藤早貴被告が殺人の疑いなどで逮捕されたが、須藤被告は否認しているとされ、裁判の行方が注目されている。

 そんな中、野崎さんの豪邸で家政婦として働いていた木下純代さん(70)が存在感を見せている。

「木下さんは約30年間にわたり、野崎さんを支えてきた重要人物です。野崎さんが亡くなった日、彼の自宅にいたのは野崎さん本人、須藤被告、そして木下さんの3人でした。木下さんが須藤被告と共に居間でテレビを観ていると、2階から物音が聞こえてきて、須藤被告が2階に上がったところ、野崎さんが変わり果てた姿で見つかったそうです」(全国紙社会部記者)

 事件直後、第二発見者である木下さんは、捜査員から何度も事情聴取を受け、ウソ発見器にもかけられた。マスコミの取材にも答えて潔白を訴えていたが、彼女は急に行方知れずとなった。

「須藤被告が逮捕され、マスコミ各社がコメントをもらうため木下さんに連絡を取ろうとしたのですが、携帯電話は解約され、住所も変わっていて、どこもコンタクトが取れない状況になっていました」(前出・全国紙社会部記者)

 自身の疑いが晴れて、あとは静かに暮らしたくなったのか……。しかし、木下さんはここにきて急に情報発信するようになった。昨年12月、事件当日の状況や野崎さんの女性関係などについて暴露した書籍『家政婦は見た! 紀州のドン・ファンと妻と7人のパパ活女子』を出版しただけでなく、なんとYouTubeチャンネル「SUMIYOの部屋」まで開設したのだ。

「初投稿の動画こそ、事件後に海外で身を隠す生活を過ごしていたことなど、事件に関係した話題でしたが、それ以降の動画では歌声を披露したり、『旦那が浮気をしました。どうしたら良いでしょうか?』という人生相談に答えたり、『どんな女性がモテるのか?』という持論を展開したり、かなりテイストが変わっています。

 事件について語った動画でさえ200再生程度ということで、手応えを感じられなかったのか、動画の投稿はたった3本でストップしていて、チャンネル登録者数もわずか3人(2月25日時点)。しかしInstagramの更新は続けており、若い頃の水着写真やゴルフを楽しむ姿などを公開していますよ」(別の社会部記者)

 これらの発信を通して伝わってくるのは、木下さんの娘への愛情だ。

「木下さんの娘は、『AKAI』という名義で歌手として活動しています。動画で娘の楽曲をBGMに使用しているだけでなく、娘のMVにもリンクを飛ばしています。Instagramでも娘のニューシングルを宣伝したり、母娘ツーショットを披露しています。木下さんの動画でたまに聞こえる女性の声は、娘さんのものかもしれませんね」(同前)

 YouTubeやSNSなど活発に発信するようになったのは、娘の芸能活動を後押しする目的もあるのかもしれない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト)
《横綱昇進》祖父が語る“怪物”大の里の子ども時代「生まれたときから大きく、朝ご飯は2回」「負けず嫌いじゃなかった」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヤクザが路上で客引きをしていた男性を脅すのにトクリュウを呼んで逮捕された(時事通信フォト)
《ヤクザとトクリュウの上下関係が不明に》大阪ミナミでトクリュウを集めて客引き男性を脅して暴力団幹部が逮捕 この事件で”用心棒”はどっちだったのか 
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン