ライフ

航空券、ホテル、真珠…「高級カプセルトイ」はどこまで進化する!?

旅くじ

格安航空会社のピーチは1回5000円の高級カプセルトイを販売

 コロナ禍で人気急上昇中なのがカプセルトイだ。店員も電源も必要なく、非接触で楽しめるエンタメとして、世代を超えてブームになっているという。そもそもカプセルトイは受注生産のため、在庫リスクが小さく、商品開発をするうえで冒険がしやすい。だからこそ、ターゲットを細かく設定した商品も多いのだ。

 そんななか、1個数百円が相場のカプセルトイの世界で破格の数千円のカプセルトイが近年多数登場している。一体何が出てくるのだろうか。具体的に4つの高級カプセルトイを紹介しよう。

旅くじ

これまでに約1万5000個も売れているという

『旅くじ』目的地はくじ任せの“新・旅スタイル”を提案

 格安航空会社(LCC)ピーチが、2021年8月に大阪・心斎橋パルコに設置。1回5000円でカプセルトイを引くと、中にポイントと行き先などが入っている。「指定された目的地への航空券を購入するときに、ポイントを使用するとその金額分が割り引かれます」(広報・大喜多香織さん)。東京や名古屋、福岡にも期間限定で設置され、これまでに約1万5000個が売れている。カプセルには、「太宰府天満宮に行って、その後ずっと賢いフリをして」といったミッションも入っている。

ガチャ

20分で整理券の配布が終了する人気ぶり

『ホテルガチャ』1泊約10万円の高級ホテルが5555円で!?

 2021年12月に東武鉄道が1回5555円で販売。なかには1泊約10万円の「ACホテル・バイ・マリオット東京銀座」のプレミアムルーム(1泊朝食付き、1室2名まで)プランも。そのおかげか、朝7時から販売場所の東京スカイツリーには行列ができ、20分で整理券500枚が配布終了。この好評を受け、コロナの感染状況等を考慮しつつ、再発売を検討しているとか。期待して待とう! プランは全16種類あり、なかには老舗「日光金谷ホテル」の宿泊プランも。

香水ガチャ

ミニサイズだから気軽に楽しめる

『香水ガチャ』運命の香りを引き当てられるかも!?

 香水のセレクトショップ「NOSE SHOP(ノーズショップ)」で展開しているのが「香水ガチャ」だ。「香水に親しみがない人にも、気軽に楽しんでもらいたいと、1回700円の香水ガチャを始めました。どんな香水を買えばいいのかわからないかたから、香水の使い分けを楽しめる上級者まで、幅広く楽しんでいただいています」(PR・吉澤美波さん)。ミニサイズの香水が10ブランド100種類近く入っている。店舗で専用メダルを購入して回す。ニサイズの香水が1台のマシンにつきランダムに10種類入っている。店舗で専用メダルを購入して回す。

あこや真珠

あこや真珠が1個1000円の破格

『あこや真珠ガチャ!』本物の真珠と認定書もついている!

 あこや真珠のジュエリーが1個1000円で手に入れられると、2019年に登場して以降、人気を博し、いまでは全国約200か所に設置されている。「ネックレスやリング、ピアスやピンズなど、中のジュエリーは全4種類あり、『日本産あこや本真珠認定証』と『製品保証書(1年間)』も一緒に入っています」(業務部・松本俊泰さん)。購入者の多くが2〜6回は回すという。なかには、一度に30回も回した人がいたとか。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2022年3月10日号

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン