全米女子オープンを制した笹生優花の父・正和さんは独自のトレーニング法を開発し、娘をプロゴルファーにするためにフィリピンに移住したという”強者”。「スパルタ教育」で知られ、朝5時に起床してダッシュやランニングをさせ、その足元には250グラムのダンベルを結びつけるなどマンガ『巨人の星』さながらに下半身を鍛えさせた。
それが現在の300ヤードのティーショットに繋がっており、プロテスト合格を機にジャンボ尾崎氏に師事したが、「そのパワーにジャンボが驚いたほど」(ツアー関係者)という。
トップ女子選手には、それぞれの父・娘の物語があるのだ。
(了。第1回から読む)
※週刊ポスト2022年3月11日号