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『鎌倉殿の13人』登場 石橋静河と三浦透子に共通点“もう一つの顔”

次世代トップ女優の演技に注目が集まる(時事通信フォト)

次世代のトップ女優の演技に注目が集まる(時事通信フォト)

 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の追加キャストが発表され、菅田将暉演じる源義経の愛妾・静御前を石橋静河、正妻・里を三浦透子が演じることが分かった。源頼朝(大泉洋)をめぐる北条政子(小池栄子)、八重(新垣結衣)、亀(江口のりこ)の三すくみバトルに続く“女の戦い”に期待が高まると、ベテラン芸能ライターが言う。

「頼朝をめぐる3人が今のトップ女優なら、義経を争う2人は、次世代のトップ女優候補として並び称される存在です。石橋さんはリバイバル版『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の赤名リカ役などで見せた自由奔放な演技が魅力なので、義経を翻弄する静御前役はピッタリでしょう。

 一方、三浦さんは米アカデミー賞に作品賞でノミネートされた『ドライブ・マイ・カー』、朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』と話題作に立て続けに出演。大河と朝ドラを掛け持ちで出演するのは異例ですが、彼女は“カメレオン女優”と呼ばれるほど、作品によって演技が変わる。『鎌倉殿』で彼女が演じる義経の正室・里はこれまでほとんど知られてこなかった人物だけに、どんな演技を見せるのか楽しみです」

 ともに大河初出演となる2人だが、女優としてのキャリアは長く、経験面での不安はない。石橋はキャスト発表時のコメントで、「三浦さんとは、女同士の戦いが強烈かつコミカルに描かれていて、カットがかかると二人でつい笑ってしまうような、そんな明るい時間でした」と余裕を見せた。

 次世代トップ女優として並び立つ2人には、ある共通点がある。女優の他に“もう一つの顔”があることだ。

「石橋さんは幼少期からバレエダンサーを志し、海外への留学経験もある。その後、コンテンポラリーダンサーに転じ、ミュージシャンのPVやCMなどでキレのあるダンスを披露しています。

 一方の三浦さんは歌手としても活躍しており、アニメ映画『天気の子』(新海誠監督)では主題歌のボーカルに抜擢され、紅白歌合戦にも出場経験があります。ちなみに、『カムカム』で三浦さんが演じるのは主人公・ひなたの親友役ですが、そのひなたの子供時代を演じたのは新海監督の娘の新津ちせさんという縁もある。

 歌手として活動するという点では、義経役の菅田将暉さんも同じです。それぞれ演技以外のバックボーンがあるため、他の俳優とは違う唯一無二の個性が発揮されているのかもしれません」(同前)

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