ライフ

ペットが骨折、患部はどう固定する? 日常で起きるペットトラブル対処法

(写真/GettyImages)

咄嗟のときに大切なペットを守るためには?(写真/Getty Images)

 愛するペットの命を守るのは飼い主の役目。もしもペットがけがを負ったり、体調が急変したら、症状が悪化しないよう速やかに処置することが大切だ。日常生活で起こりやすいペットの事故・トラブルの対処法を紹介する。

骨折/バスタオルで体全体を包んで患部を固定

骨折のときの対処法は?

骨折のときの対処法は?

 骨が成長しきっていない子犬・子猫はもちろん、チワワやトイ・プードル、イタリアン・グレーハウンドなど、足の細い犬は骨折しやすい。日本国際動物救命救急協会代表理事のサニーカミヤさんが説明する。

「足を引きずっていたり、地面につけないように歩くなどの素振りが見られたら、骨折している可能性が高いです。触ると嫌がって噛む恐れがあるので、大きなバスタオルなどで患部を含めてやさしく包んで抱き上げ、病院に連れていきましょう。添え木で固定する人がいますが、逆に神経を傷つけてしまう恐れがあります。そのせいで歩けなくなることもあるので、注意が必要です」

 開放骨折など、骨が皮膚から飛び出ている場合は、傷口の汚れを水で洗い流すこと。

 動物病院への搬送時は、膝の上に乗せて、なるべく振動が伝わらないよう配慮しよう。

 また骨折の予防として住環境を整えることも大事。ベッドでペットと一緒に寝ている人は、ベッドの周りにクッションを敷くこと。階段には滑り止めシートを貼っておこう。

やけど/服は着せたまま 流水で患部を冷やす

やけどのときの対処法は?

やけどのときの対処法は?

 熱々の鍋を運ぼうとした際、足元にいた犬に気づかずにつまずき、中身を犬にかけてしまった──このような事故がこの時期、多く起きているという。

「熱い液体をかぶってしまった犬は全身やけどを負うことになります。この場合、すぐに流水で患部を冷やさなければなりませんが、熱湯をかぶったペットを素手で抱き上げると、飼い主も手にやけどをします。ですから、必ずタオルなどを使って抱き上げること。そして、台所であれば流し台に犬を入れ、服を着ている場合はその上から水を流し、1〜3分冷やします。大型犬の場合は、浴室に連れていき同様の対応をとります」(サニーカミヤさん)

 冬は石油ストーブやホットカーペット、こたつの当たりすぎによる低温やけどを発症する犬・猫も多い。低温やけどの場合、すぐに気づけず、冷やすなどの対応が遅れるので、ペットを飼っている家庭はなるべくエアコンで暖をとるのが望ましい。

関連キーワード

関連記事

トピックス

緊急入院していた木村文乃(時事通信フォト)
《女優・木村文乃(37)が緊急入院》フジ初主演ドラマの撮影延期…過密スケジュールのなかイベント急きょ欠席 所属事務所は「入院は事実です」
NEWSポストセブン
愛知県豊田市の19歳女性を殺害したとして逮捕された安藤陸人容疑者(20)
《豊田市19歳女性刺殺》「家族に紹介するほど自慢の彼女だったのに…」安藤陸人容疑者の祖母が30分間悲しみの激白「バイト先のスーパーで千愛礼さんと一緒だった」
NEWSポストセブン
女子児童の下着を撮影した動画をSNSで共有したとして逮捕された小瀬村史也容疑者
「『アニメなんか観てたら犯罪者になるぞ』と笑って酷い揶揄を…」“教師盗撮グループ”の小瀬村史也容疑者の“意外な素顔”「“ザ”がつく陽キャラでサッカー少年」【エリート男子校同級生証言】
NEWSポストセブン
2023年7月から『スシロー』のCMに出演していた笑福亭鶴瓶
《スシローCMから消えた笑福亭鶴瓶》「広告契約は6月末で満了」中居正広氏の「BBQパーティー」余波で受けた“屈辱の広告写真削除”から5カ月、激怒の契約更新拒否
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長》東洋大卒記者が卒業証明書を取ってみると…「ものの30分で受け取れた」「代理人でも申請可能」
NEWSポストセブン
オンカジ問題に揺れるフジ(時事通信)。右は鈴木善貴容疑者のSNSより
《フジテレビに蔓延するオンカジ問題》「死ぬ、というかもう死んでる」1億円以上をベットした敏腕プロデューサー逮捕で関係する局員らが戦々恐々 「SNS全削除」の社員も
NEWSポストセブン
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
《新歓では「ほうれん草ゲーム」にノリノリ》悠仁さま“サークル掛け持ち”のキャンパスライフ サークル側は「悠仁さま抜きのLINEグループ」などで配慮
週刊ポスト
70歳の誕生日を迎えた明石家さんま
《一時は「声が出てない」「聞き取れない」》明石家さんま、70歳の誕生日に3時間特番が放送 “限界説”はどこへ?今なお求められる背景
NEWSポストセブン
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン