ライフ

藤井聡太竜王の少年時代を支えた家族の物語 開場1時間前に親子で並ぶ姿の目撃談も

大会表彰式にて笑顔の藤井少年(前列右が当時の藤井竜王、左端が伊藤五段。後列にはゲスト棋士だった森内俊之九段の姿も)

大会表彰式にて笑顔の藤井少年(前列右が当時の藤井竜王、左端が伊藤五段。後列にはゲスト棋士だった森内俊之九段、高見泰地四段(現・七段)の姿も)

 今年に入って渡辺明名人(37)から王将を奪取し、「鬼のすみか」と言われるB級1組から1期抜けでのA級入りを果たすなど、快進撃を続ける藤井聡太竜王(五冠19)。そんな藤井竜王の少年時代を支えたのは、家族の温かなサポートだった。

 遡ること10年前。2012年1月に小社主催で開かれた「第9回小学館学年誌杯争奪全国小学生将棋大会」に藤井親子の姿はあった。会場は東京・神保町の小学館本社の裏にある一ツ橋センタービルの12階。参加費は無料ではあるものの交通費は自己負担のこの大会に、藤井親子はわざわざ名古屋から駆けつけたのだ。

 会場を訪れていた勝又清和七段(53)は、対局に挑む当時9歳の藤井少年とともに母・裕子さんの姿も印象に残っていると話す。

「小学3年生の部の準決勝で藤井さんが同い年の伊藤匠さん(現・五段)に敗れ、悔しくて声を上げて泣いていたとき、お母さんは落ち着いた様子で後ろから見守っていました。藤井さんは10歳で奨励会に入るまでは負けるとほとんど泣いていたようなので、見慣れていたのでしょう。ものすごく平然としていて、驚いたのを覚えています」

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン