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『鎌倉殿』三谷幸喜が異例のネタばらし 佐藤浩市・広常の“最期”の演出に期待

三谷幸喜氏のネタばらしでますます楽しみに(Getty Images)

三谷幸喜氏のネタばらしでますます楽しみに(Getty Images)

 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本家を努める三谷幸喜が、朝日新聞の連載コラム「ありふれた生活」(4月14日付夕刊)で、4月17日放送回に向けた異例の予告を行なった。

〈今回は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の盛大なネタばらしです〉という注意書きのうえ、佐藤浩市演じる上総広常が、次回放送回で壮絶な最期を遂げることが予告されている。

〈頼朝を助け、御家人たちの中でも存在感を示してきた広常だったが、彼のことが疎ましくなった頼朝の策謀によって、最後は抹殺される。歴史の変革期に忽然と現れ、役目を終えたら呆気なく消されてしまう。近藤勇にとっての芹沢鴨、それが広常だ〉

〈次回の『鎌倉殿~』の内容は、年表風に記せば、「寿永二年閏十月。源義経、木曽義仲討伐のため近江に到着」「同十二月。上総介広常、誅殺される」となる〉

 次回放送回について、あえて踏み込んだ書き方をした理由を、ベテラン芸能ライターはこう推測する。

「広常の死に際については資料が残っていないため、〈この回はほぼすべて創作〉だと三谷さんは述べています。つまり、自分が作り上げた広常の最期について、相当な自信があるということでしょう」

 三谷はさらに、〈登場人物がほぼ出揃う、オールスターキャスト回。クライマックスはまさに、佐藤浩市ここにあるといった感じ〉と自信を覗かせる。佐藤と言えば、三谷がはじめて大河の脚本を担った『新選組!』(2004年)で新選組初代局長・芹沢鴨を演じ、「大河ドラマ史上に残る最期」と名高い壮絶な死に際を演じた。同じキャスト、似たシチュエーションとなれば、否応なく期待が高まる。

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