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完全試合達成の佐々木朗希投手 5つのエピソードでこれまでを振り返る

(時事通信フォト)

ハタチの剛腕、佐々木朗希投手の5つの素顔(時事通信フォト)

 長い日本プロ野球の歴史の中で15人しか成し遂げたことがなかった偉業を彼は弱冠20才で成し遂げた──。4月10日オリックス戦に先発したロッテの佐々木朗希投手(20才)は、日本記録を更新する13者連続三振と完全試合の両方を達成。しかも次の試合でも8回まで完全投球を続けたのだ。

 入団前から“令和の怪物”と騒がれた彼が、ついに今シーズンから本領発揮。彼の才能が注目され始めた高校時代からいままでを、佐々木朗希投手の素顔のわかるエピソードとともに振り返ります。

●2013年12月 リアスリーグ出場

 小学6年生のときに出場した少年野球大会“リアスリーグ”で、一足早く千葉ロッテの本拠地QVCマリンフィールドで試合をし、見事優勝。9才のときに、東日本大震災で亡くした父親にささげる勝利となった。

(リアスリーグ実行委員会提供)

(リアスリーグ実行委員会提供)

【素顔その1】小学生時代は劣等生だった!?

 雑誌のインタビューで「(小学生時代は)思うような球が投げられず、コントロールも悪かった」と答えている。どうやら原因は小学生用のボールが小さすぎたことが原因のよう。

●2019年4月 U18ワールドカップ 「代表候補選手研修合宿」

 学ラン姿で真剣に話に耳を傾けている高校時代の佐々木投手。いま20才の彼が2年前まで高校生だったことに驚く人も多いだろう。

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【素顔その2】東日本大震災で父を亡くす

 岩手県陸前高田市出身の佐々木投手は、高田小3年のときに小学校で被災、避難所で兄弟3人で過ごした。翌朝に母の陽子さんと再会できたが、自宅は流され、父と祖父母は津波で帰らぬ人となった。

●2019年7月 全国高校野球選手権岩手大会決勝

 あと1つ勝てば甲子園出場という岩手大会決勝のマウンドに佐々木投手の姿はなかった。大船渡高校の国保陽平監督は「投げられる状態ではあったかもしれないが、私が判断した」と理由を説明。当時野球ファンの間では賛否が分かれた。

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【素顔その3】まさかの苦情○○○件

 前出の通り、高校最後の甲子園をかけた、岩手県大会では決勝まで進んだが登板を回避した。試合後、監督の起用法を巡って大船渡高校に約250件の抗議電話が寄せられるほどの大騒動に。

●2019年10月 「ロッテが交渉権獲得」

 4球団競合の末、くじを引き当てたのは千葉ロッテ。「12球団でいちばん応援がすごいという印象。期待に応えられるよう頑張っていきたい」と抱負を述べた。

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【素顔その4】体づくりのためにしていたこと

 入団後に、筋トレとプロで戦える体づくりのために佐々木投手が行ったのは“どんぶり飯を3杯食べるトレーニング”。大きな体と剛速球はここから来ている!?

●2021年3月 「プロ初登板」

 対中日戦で、プロ入り後初の実戦登板となった。わずか3人との対戦だったが、最速153kmを記録し、三者凡退で抑えるなど上々のデビューとなった。

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【素顔その5】意外にムードメーカー?

 今年の開幕直前の練習後に、一塁ベンチ付近でバットを持ってモノマネを披露。チームメートのマーティンの打席での動きを真似し、クールな見た目からは想像もつかない一面をみせた。

※女性セブン2022年5月5日号

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