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《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは

小説「ロリータ」からの引用か(民主党資料より)

小説「ロリータ」からの引用か(民主党資料より)

 2025年12月、米国でジェフリー・エプスタイン元被告(故人)に関する関連資料、いわゆる「エプスタイン・ファイル」の一部が司法省によって公開され、大きな議論を呼び起こしている。その中には、女性の身体に英語のテキストが直接書き込まれた写真が含まれていた。

 これが米メディアやSNSで波紋を広げている。

 特に注目されたのは、文学作品からの一節──ウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ(Lolita)』からの引用と思われる文章が、女性の足や胸元などにインクの手書きで書き込まれている写真だ。

『ロリータ』は、性的搾取や心理的操作をテーマにした作品として評価が分かれる文学であり、中年男性が12歳の少女に執着するという内容から、20世紀文学史においても長く論争の対象となってきた。タイトルは俗語化し、「若い少女」「性的魅力を持つ未成熟な存在」を暗示する言葉として英語圏文化に浸透している。

 その小説の一節が、未成年者を性的に搾取していたとされるエプスタイン元被告の邸宅にあった関連写真の中から現れた。米メディアが強い関心を示したのも無理はない。

 問題となっている写真には、『ロリータ』冒頭部分の有名な一節が、女性の足、首、胸、腰、背中などに分割して書かれている。

“Lo-lee-ta: the tip of the tongue taking a trip of three steps down the palate to tap, at three, on the teeth.”

「ロリータ、舌先が口蓋を三歩下って、三の位置で歯に軽く触れる、その感触。」

“She was Lo, plain Lo, in the morning, standing four feet ten in one sock.”

「彼女は“ロー”、ただの“ロー”だった。朝、片方の靴下を履いて立つ身長4フィート10インチ(約147cm)。」

“She was Lola in slacks.”
「彼女はスラックス姿のローラだった。」

“She was Dolly at school.”
「彼女は学校ではドリーだった。」

 これらの写真は、エプスタイン元被告の行動や性嗜好、そして彼の周辺で撮影された資料群の異様さに、新たな焦点を当てることになった。

 ただし、写真の真正性、撮影日時、撮影状況、被写体の同意の有無については、資料に説明が付されていない。

 写真の公開後、SNS上では即座に反応が広がった。

「creepy(不気味だ)」
「見た瞬間、吐き気がした」
「意味は分からないが、背後にあるものが不穏だ」
「この写真こそが、事件の闇を象徴している」

 こうした感覚的な嫌悪は、写真の法的意味を超え、米国社会の心理に強く訴えかけている。

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