2時まで練習をしていたという

深夜2時まで練習をしていたこともあった(2021年)

“ザギトワ方式”を踏襲するのでは

 女子では平昌五輪で4位に入賞、北京五輪への出場を惜しくも逃した宮原知子(24才)が4月1日に現役引退会見を開いた。

 四大陸選手権で2年連続銅メダルの本郷理華(25才)も今年1月に引退セレモニーを行い、その様子を感謝のメッセージとともにインスタグラムに投稿した。

 その一方で、引退を噂されながら“沈黙”を守り続けている選手もいる。

 15才で出場した平昌五輪で金メダルを獲得し、GPシリーズと世界選手権も制したロシアのアリーナ・ザギトワ(19才)だ。

 ザギトワは、平昌五輪の翌シーズンは不調に陥り、2019年12月のグランプリファイナルでは最下位に。ロシアのテレビ番組で「今季はもう大会に出場しない」「私はすでに勝利した。人生のすべてを手に入れている」と話したことが、事実上の引退宣言と受け取られた。だが、本人はすぐに自身のインスタグラムを更新し、「私は活動休止も『引退』するつもりもありません」と書き込んだ。

 その後、ザギトワは大学に通い、テレビ番組のキャスターなどの活動を続けているが、2019年のGPシリーズ以降、公式戦には一切出場していない。

「北京五輪には選手として参加せず、報道陣として現地入りし、取材していました。いま、フィギュアスケート関係者の間で囁かれているのが、羽生選手も“ザギトワ方式”を踏襲するのではないかということです。引退も現役続行も宣言しないまま、公式戦には出場せずにアイスショーやCMなどの活動を続けるという形です」(フィギュアスケート関係者)

 そもそもフィギュア選手の引退の条件とはどんなものなのか。

「企業に所属している場合には、所属契約終了によって引退という形になります。先に引退した宮原さんは『木下グループ』に所属していましたが、引退と同時に契約終了となりました。

 これと異なるのが小塚崇彦さん(33才)のケースです。トヨタ自動車に所属し、引退後も社員としてトヨタに籍を置き業務を行う傍ら、さまざまな活動を通して競技の普及にも注力しています」(前出・フィギュアスケート関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン