芸能

富樫慧士、憧れの木村拓哉との初共演 緊張で何回も撮り直し「事件」となる

注目の若手俳優に密着

注目の若手俳優・富樫慧士に密着

 放送中のドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)に出演している俳優・富樫慧士(20才)。2020年に『仮面ライダーセイバー』で俳優デビューし、今作で3度目の連続ドラマレギュラー出演になる。今回は、ドラマの撮影現場に密着。いま若手俳優のなかでも注目を集める富樫の素顔とは──。

「槙くん、横で写真を撮ってくれているから、カメラの方を向いて笑おうか」

 やさしく木村拓哉に促されてにっこり振り向いたのは、俳優の富樫慧士。放送中のドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で、主人公の松葉台高校ボクシング部コーチ・桐沢祥吾(木村)が受け持つ政治経済を選択する生徒・槙浩介を演じている。この日は第8話の授業シーンの撮影で、休憩中に『女性セブン』の密着に気づいた木村が気遣って声をかけてくれた。

「木村さんは背中にも目が付いているんじゃないかと思うほど、いつも隅々まで現場に目配りされているんです。生徒も一人ひとりをよく見て、声をかけてくださいます」

 本番では授業中に熱心に手を動かす槙のノートを見て、「槙、やきとりの絵をもうちょっと頑張ろうか」と木村のアドリブも飛び出した。

「ねぎま串なのにつくねみたいな、ひどい絵だったので(笑い)。槙は最初、桐沢さんに対して反発心を抱えた生徒でしたが、徐々に桐沢さんを受け入れるようになりました。なので“今後は槙も板書を写すだろう”と演技プランを考えてきたんです。まさか、お芝居でその変化に触れられるなんて思わなかったので、すごくビックリしました!」

 富樫にとって今回のドラマは驚きの連続なのだという。2017年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞し、2020年に『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)の仮面ライダー剣斬/緋道蓮役で俳優デビューした富樫にとって、木村は「いつかお会いしたい」と憧れていた大先輩。地上波ドラマ2作目にしてその“夢”が叶い、最初は現実に気持ちが追いつかなかったと明かす。

「まさかの展開にうれしさが止まらない半面、憧れのかたとお会いできるのはいまの段階ではまだまだ早いんじゃないかと、クランクインまで怖かったです。しかもガチガチに緊張して現場へ入ったら、槙の席が教壇の真ん前だったんですよ。“うおぉ〜、こんなに教壇と近いのか!”って驚いて……。初対面のシーンは簡単なせりふでも声が全然出せなくて、5回か6回撮り直しになってしまいました。強烈な経験で自分の中で『事件』と呼んでいます(苦笑い)」

 その場は緊張と焦りで頭が真っ白になったというが、木村の助言で思い切り声を張ることで、せりふも出てくるようになったと振り返る。冷静なイメージの槙からは意外な舞台裏だが、槙のキャラクターには自身の経験も反映させているのだとか。

「クラスのみんなの前に立つ存在として、小・中学校時代に学級委員長をしていたことが生かされていると思います。まじめな槙はきっとテキパキ行動するタイプだと考えて、桐沢さんが黒板に書いたらすぐノートに書き写すなど、いつも機敏に動くように意識しています。ぼく自身は槙よりもラフな性格でおしゃべりが大好きな子でした。槙みたいに先生に意見することはなかったですが、生徒同士のコミュニケーションを取り持つのは楽しくて好きでした」

関連キーワード

関連記事

トピックス

世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
「毎朝起きると服が血まみれに…」身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかな(25)が明かした“アトピーの苦悩”、「両親は可哀想と写真を残していない」オシャレを諦めた過去
NEWSポストセブン
人気シンガーソングライターの優里(優里の公式HPより)
《音にクレームが》歌手・優里に“ご近所トラブル”「リフォーム後に騒音が…」本人が直撃に語った真相「音を気にかけてはいるんですけど」
NEWSポストセブン
キャンパスライフをスタートされた悠仁さま
《5000字超えの意見書が…》悠仁さまが通う筑波大で警備強化、出入り口封鎖も 一般学生からは「厳しすぎて不便」との声
週刊ポスト
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
エライザちゃんと両親。Facebookには「どうか、みんな、ベイビーを強く抱きしめ、側から離れないでくれ。この悲しみは耐えられない」と綴っている(SNSより)
「この悲しみは耐えられない」生後7か月の赤ちゃんを愛犬・ピットブルが咬殺 議論を呼ぶ“スイッチが入ると相手が死ぬまで離さない”危険性【米国で悲劇、国内の規制は?】
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン