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天海祐希の若手俳優を励ます言葉の力 広瀬すずは助言で変化、伊藤沙莉も影響受ける

リラックスした姿も神々しい

リラックスした姿も神々しい(4月)

 オフ感たっぷりのスエット姿でも、スリムな体形が一目でわかる。黒いキャップにマスク姿で顔はほとんど見えないが、凜々しい目から放たれるオーラは隠しきれない。4月末、主演舞台『広島ジャンゴ2022』の東京公演を終えた天海祐希(54才)は、ドリンク片手に軽快な足取りで帰路に就いた。

「初回直後は、演出家の蓬莱竜太氏(46才)と女優の伊藤沙莉さん(28才)の交際報道、さらに、蓬莱氏がこの舞台終わりに別の女優と飲みに行った報道も出て、別の意味で話題になりました。でも、始まってみれば作品の評判は上々でした」(演劇関係者)

 舞台の全関係者がコロナ感染対策で会食を控えていただけに、蓬莱氏の“飲み歩き”に、天海が落胆したとの報道もあったが、「実際は座長として現場を盛り上げることに徹していたようです。天海さんは多くの後輩俳優たちからも慕われる、圧倒的な人望の持ち主ですから」(前出・演劇関係者)と言われた。

 そんな“天海信者”の1人が広瀬すず(23才)だ。広瀬が5年前の「日本アカデミー賞」に関してブログで悔しさを吐露した直後、天海に励まされたエピソードが、5月15日放送のバラエティー番組で明かされた。

 このとき、広瀬は主演映画『ちはやふる-上の句-』で優秀主演女優賞、『怒り』で優秀助演女優賞に選ばれるも、いずれも最優秀賞には届かなかった。

 ブログが話題となった2、3日後、映画の撮影現場で、広瀬が天海の楽屋にあいさつに行くと「腕つかまれて、ドアをバンと閉められて『悔しいだろうけど、もうちょっと傷ついたり、そういう経験もしてほしい。ごめんね、こんなことを言って』と言ってくださって」と説明。広瀬は「恵まれすぎた環境に甘えていたので、『傷つかないと、傷ついた気持ちは知らないし、悔しいと思わないと、悔しいと感じられないな』って。ハッとさせられた」と続けた。

 その後、広瀬は、日本アカデミー賞で2018年に最優秀助演女優賞、2021年に最優秀主演女優賞を受賞するなど、いまや名実ともに若手ナンバーワン女優となった。

「昨年も、『いのちの停車場』で最優秀助演女優賞を受賞しています。天海さんの励まし以降、彼女は明らかに変わりました」(映画関係者)

 前述の伊藤も、17年前の子役時代に天海の主演ドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)に生徒役で出演した際、「褒められたことが忘れられない」と明かしている。天海は当時10才の伊藤にこう語りかけたという。

「カメラが自分に向いていないシーンでも、必ずあなたは気を抜かずにお芝居をしてる。私は見てる。あなたがいまのままでいてくれれば、誰かが見つけてくれるし認めてくれるから、ずっとそのまま変わらないでいてね」

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